『ブレイキング・バッド』 ガス役のジャンカルロ・エスポジート、ワクチン反対派に物申す

大人気ドラマ『ブレイキング・バッド』とそのスピンオフ『ベター・コール・ソウル』の麻薬王グスタボ・"ガス"・フリング役やDisney+(ディズニープラス)の『マンダロリアン』で知られるジャンカルロ・エスポジートが、新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐる問題について、自身の考えを述べた。米Yahooが伝えた。

現在、アメリカではワクチンの接種義務化をめぐって賛成派と反対派の意見が真っ向から対立している。例えば、警察・消防はワクチン接種の義務化に反対する姿勢を貫いており、接種拒絶者は解雇や無給の扱いとなることに対して大規模なデモを起こしている。この波はハリウッドにも押し寄せており、現在はワクチン接種に強制力がないにも関わらず、接種を拒否した役者が解雇になるなど大きな問題となっている。

このことについて米Hollywood Reporterのインタビューに応じたジャンカルロは、自身の考えを以下のように述べた。

「もしワクチンを接種したくないのであれば、小さな島に行って自己隔離してほしいです。(接種しないまま普通に暮らすのであれば)他者みんなに"くたばれ"と言っているようなものですから。生きたいのであれば、みんながやるべきことでしょう」

彼は続けて、「接種しないという考えが理解できません。私は(コロナウイルスで)大切な友人を失っているので、ウイルスがどんなものなのかを知っています。ヨーロッパだけでなくアメリカでも、完全に健康だった友人たちが。ワクチンはその答えです」とコロナウイルスの脅威を実感しているからこそ、全ての人に接種してほしいと願っていることを明かした。

ジャンカルロは、ワクチンを接種しない人たちは、他者を危険に晒さないためにも働かないでほしいとも述べている。

現在の映画・TV業界では、ワクチンの接種義務はない。そのため、各現場のプロデューサーがゾーンA(カメラ前ではマスクを着用しない主要キャストと、彼らと緊密に接する機会のあるクルー)においてはワクチン接種者のみを認めるかどうかの判断をしている。Netflixはハリウッドで初めてゾーンAでのワクチン接種を義務付けた。

シーズン6をもって幕を下ろすことが発表されている『ベター・コール・ソウル』は2022年の第一四半期に配信スタート予定。(海外ドラマNAVI)

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『ベター・コール・ソウル』シーズン5より©Warrick Page/AMC/Sony Pictures T