トム・ハーディ主演スリラードラマ『TABOO』、シーズン2の6話分の脚本は完成済み

2017年にシーズン1が放送されたトム・ハーディ主演のスリラードラマ『TABOO』。同年、シーズン2への更新が決まってから約4年が経っているが、ファン待望の新シーズンの製作に向けてすでに脚本は準備されている段階であることが明らかになった。米Colliderが伝えた。

英BBC Oneと米FXがタッグを組んだ本作でトムが演じるのは、父親の復讐を誓ったジェームス・ケザイア・デラニー。米英戦争の真只中にあった1814年、アフリカから祖国イギリスに舞い戻ったジェームスは、父が遺した海運帝国を引き継ぎ、自身の人生を立て直そうと図る。しかし、陰謀と裏切りが渦巻く敵だらけの界隈で生き延びようともがく彼は、閉ざされていた家族の暗い過去を徐々に知ることとなる...というストーリー。

新シーズンに関する詳細は明らかになっていないが、トムと彼の父チップス・ハーディと共にクリエイターを務めるスティーヴン・ナイト(『ピーキー・ブラインダーズ』)が、別作品のためにColliderのインタビューを受けた際に『TABOO』の新シーズンについて言及。

ナイトは「全8話中6話分は書き終えていて、我々は主演(トム)を現場に戻せるように他の出演者の調整も行なっています」と話した。

ナイトが「彼は僕よりも忙しいんですよ」と冗談をこぼすほどトムは多忙を極めており、最近ではシリーズ最新作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の公開を控えているほか、来年以降には『Havoc(原題)』、『War Party(原題)』、『Mad Max: The Wasteland(原題)』、『The Things They Carried(原題)』など、多くの主演映画が待機している。

すでに埋まってしまっているトムのスケジュールの空きを待つために、シーズン2の撮影は「2023年初頭以降」になるだろうと、ナイトは述べている。

とはいえ、新シーズンへの思いはトムも共有しているものであり、今年8月に英エスクァイアのインタビューを受けた際には、『TABOO』がどれほど情熱的な企画であるかを語り、現場に戻りたいという気持ちを明かしていた。「『TABOO』のセカンドシーズンは私にとって本当に、とても重要なんです。シーズン1は本当に楽しめたので、セカンドシーズンでも心を満たしたいんですよ。色々考えています」

新シーズンを見ることができるのはもう少し先のことになりそうだが、チームの足並みは揃っているようだ。(海外ドラマNAVI)

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『TABOO』© Taboo Productions Limited 2017