【ネタバレ】『デクスター』続編、シーズン2の可能性は?ショーランナーが言及

米Showtimeで8シーズンにわたり放送されたサイコ・サスペンスドラマ『デクスター ~警察官は殺人鬼』。その続編となる『Dexter : New Blood(原題)』の最終話が現地時間1月9日(日)にオンエアされたが、シーズン2が製作される可能性はあるのだろうか? その点についてショーランナーが言及している。(※本記事は『Dexter: New Blood』最終話のネタバレを含みますのでご注意ください!)

『デクスター』は、マイアミメトロ警察殺人課で血痕分析官を務めるデクスター・モーガン(マイケル・C・ホール)が警察で入手した情報をもとに、犯罪者をターゲットに夜な夜な殺人を繰り返す...というストーリー。

続編の舞台は、ニューヨーク州北部にあるアイアンレイクという田舎町。ジミー・リンゼイと名前を変え、連続殺人鬼の本性を隠して平凡な生活を送っているデクスターの元に、彼の殺人本能を駆り立てる犯罪者や、デクスターの正体を疑う人物が現れる―。

ファイナルとなる第10話「Sins of the Father(原題)」では、デクスターが無実のローガン巡査部長を殺す現場を目撃したデクスターの息子ハリソンが、ライフルで父親を射殺。そこへ駆けつけたアンジェラ・ビショップ警察署長がハリソンにまとまった現金を手渡し、アイアンレイクから永遠に去るよう告げて幕を閉じた。この展開を考えると、将来的にハリソンを主人公にした続編が製作されてもおかしくないが、その可能性はあるのだろうか。

ショーランナーを務めるクライド・フィリップスが、米TV Lineの質問にこう答えている。「その質問をされるのは初めてではありませんが、(シーズン2は)Showtimeの手に委ねられています。もし、彼らが私に連絡して、"ハリソンを主人公に続編をやりたい。君に考えてもらいたい"と言われたら、私は多忙を極めていますが、全てをストップしてシーズン2に飛びつきます。私はやりたいと思っていますが、Showtime次第です」

そして、米LA Timesとのインタビューに応えたデクスター役のマイケル・C・ホールが、警察の手から逃げ延びたデクスターがオレゴン州で木こりになるという、賛否両論だったオリジナル版の結末に比べ、続編のラストには満足していると語っている。「私は続編シリーズの結末に納得していて、正当だと感じています。視聴者はエンディングに動揺するかもしれませんが、息子の手でデクスターが死ぬ形に視聴者が共鳴して、理解してくれることを願っています」

以前に、オリジナル版でシーズン4まで製作総指揮・脚本を担ったフィリップスは、もともとシリーズのラストでデクスターを殺そうと考えていたと明かしていたことがあり、その結末を続編シリーズで実現させたようだ。果たして、『Dexter : New Blood』の続編は製作されるのだろうか? 続報を待ちたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『Dexter: New Blood』公式Twitterより(@SHO_Dexter)