『デス妻』リチャード・バージ、番組のコロナポリシーに違反して昼ドラ降板に

『デスパレートな妻たち』のカール役や、犯罪捜査ドラマ『ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言』のダン・ラッセル役でお馴染みのリチャード・バージが、番組のコロナポリシーに違反して、ドラマから降板させられていたことが判明した。米Hollywood Reporterらが報じている。

リチャードは、1月9日(日)、米CBSの昼メロドラマ『The Young and the Restless(原題)』に参加してからわずか1年足らずで番組を去ることを発表した。そして、同作はリチャードが演じていたメディア界の大物アシュランド・ロック役を、ロバート・ニューマン(『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)に早急にキャスティングし直している。

1月11日(火)、Instagramのストーリーでリチャードは "ただ単にうっかりと番組のコロナポリシーに違反してしまった"ために解雇されたと語っている。関係者も同様にリチャードのプロトコル違反が彼の解雇につながったと話しているというが、本作の制作プロダクションである米Sony Pictures TVはこの件についてコメントを控えた。

リチャードは年末年始の休暇中にコロナで陽性となり、米CDC(疾病対策センター)が推奨する5日間の隔離期間を過ごしたとのこと。その後、彼は2日連続で検査を受けて陰性の結果が出たため撮影現場に現れたという。「しかし、それはこの番組のプロトコルである10日間の隔離のガイドラインを満たしたものではなかった。酷いと感じたし、今でもそう思っている。未だに引っかかっているけれど、そうなってしまったことはもうどうしようもない。番組の決定がどのようなことであれ尊重する。誰もがベストを尽くしているのだから」と語っている。

番組のパンデミックプロトコルから外れたことで仕事を失った数少ない俳優の一人となったリチャード。他には、米ABCの昼ドラ『General Hospital(原題)』が、ワクチン接種の義務に従わなかったインゴ・ラデマカー(『HAWAII FIVE-0』)とスティーヴ・バートン(『TAKEN テイクン』)を解雇。インゴはその後、宗教を理由とした義務の免除を拒否されたとしてABCを訴えていた。(海外ドラマNAVI)

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Photo:

米CBS『The Young and the Restless(原題)』公式Instagramより