Netflix、韓国オリジナルコンテンツを今年中に25作品以上リリース予定

『イカゲーム』などの作品が大ヒットしたことにより、米Netflixは今年25本以上の韓国コンテンツをリリースすると発表した。米Hollywood Reporterが報じている。

2021年、ストリーミングサービス大手のNetflixは韓国のコンテンツに5億ドル以上を投資したというが、今年は昨年のそれを容易に上回ると言われている。

韓国コンテンツに対する極めて強気な姿勢を説明するため、相次いで具体的な数字を示したNetflix。同社の韓国番組(昨年は合計15本の韓国オリジナル作品を公開)の世界における視聴時間は2019年と比較して6倍に。『イカゲーム』はNetflix史上最も視聴されたシリーズとなり、95%が韓国外からの視聴者であったという。

また、Netflixの戦略にとって極めて重要な点は"視聴者の多くが他の韓国コンテンツを探索するようになった "ことだと同社は指摘する。『イカゲーム』に続くヒット作として、ダークファンタジーシリーズ『地獄が呼んでいる』がNetflixのランキングにおいて34カ国で1位となったほか、SFミステリー『静かなる海』が非英語圏からの作品における世界最高の視聴時間を記録している。

今後の韓国コンテンツのラインナップとしては、ゾンビが高校を侵略する『今、私たちの学校は...』(1月28日配信開始)、スペインのヒットシリーズ『ペーパー・ハウス』の韓国版リメイク『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』(配信日未定)、1988年のソウルオリンピック大会を背景にした特殊部隊の冒険を描くアクション映画『ソウル・バイブス』(配信日未定)など25作品以上が控えている。

これまでにNetflixは、130以上の韓国作品を配信するなど韓国コンテンツファンにとっては最適な配信サービスとして他社と比べて圧倒的なリードを築いてきた。しかし、ここにきてライバルとの競争は激化。Disney+ は昨年秋に韓国とその他のアジア地域でサービスを開始した際、7本の韓国オリジナル作品を発表している。また米HBO Max は、今年中に東アジアでサービスを開始するが、韓国コンテンツに多額の投資を行うことが予想される。

【2022年、Netflixで配信予定の韓国コンテンツ(ドラマ)】
※配信開始予定日が決まっているものは()内に記載

『今、私たちの学校は...』(1月28日)
『未成年裁判』
『二十五、二十一』(2月12日)
『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能⁈』(2月12日)
『39歳』(2月16日)
『明日』
『社内お見合い』
『アンナラスマナラ―魔法の旋律―』
『再婚ゲーム』
『模範家族』
『グリッチー青い閃光の記憶―』
『The Accidental Narco(仮題)』
『ザ・ファビュラス』
『ペーパー・ハウス・コリア: 統一通貨を奪え』
『その恋、断固お断りします』
『サムバディ』
『配達人~終末の救世主~』

(海外ドラマNAVI)

★今すぐ『イカゲーム』を見る★

Photo:

『イカゲーム』©YOUNGKYU PARK