大ヒット犯罪ドラマ『ブレイキング・バッド』のスピンオフ『ベター・コール・ソウル』や米HBOの人気ドラマ『メディア王 ~華麗なる一族~』の脚本を手掛けたことで知られるジョナサン・グラッツァーがクリエイターを務める最新ドラマシリーズ『The Audacity(原題)』のプレミア上映会が米AMCにて3月31日(火)に開催された。
グラッツァーは本作について、テック業界の狂乱を描く「現代版ペイトンプレイス(※1950年代の愛憎劇)」であると語った。
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テック業界の歪んだ野心と倫理の欠如を描く
グラッツァーは当初、テック業界をテーマにすることに慎重であったが、独自の解釈を加えることで快諾したという。「テック業界の人間は非常に興味深い存在。もし、この閉鎖的な世界を舞台に、精神科医や私立学校、退役軍人などが入り乱れる『ペイトンプレイス』のような群像劇に広げたらどうなるだろうかと考えた」と語る。
また、単なる「IT企業のオフィスドラマ」に収めなかった理由について、「今やテックは75億人の人類すべての生活に入り込んでいる。オフィス内だけの物語にするのはあまりに短絡的だ。あらゆる場所に影響を及ぼしているその実態こそが、物語の始まり」と強調した。
本作はシリコンバレーを舞台に、自称「未来の発明者」たちの歪んだ夢、肥大化したエゴ、そして倫理的な欠落を鋭く描き出す。冷笑的な億万長者、精神科医の導師、バイオハッキングに傾倒するテック信者、AI研究所、そしてエリート私立学校で「最適化」される若者たち。その中で、大胆不敵なデータマイニング企業のCEOが、洞察と影響力を利益と権力に変えようと奔走する。
プライバシーや現実、そして激変する世界を加速させる「妄想」に正面から向き合う、ダークコメディ調の人間ドラマとなっている。
Jonathan Glatzer Compares AMC's ‘The Audacity’ To ‘Peyton Place’ In A Tech Bubble https://t.co/BzOeGGRoft
— Deadline (@DEADLINE) April 1, 2026
異例のスピードでシーズン2更新が決定
本作の主演は、ビリー・マグヌッセン(『ブラック・ミラー』)とサラ・ゴールドバーグ(『バリー』)が務める。共演にはザック・ガリフィナーキス(映画『ハングオーバー!』シリーズ)、サイモン・ヘルバーグ(『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』)ら豪華キャストが名を連ねる。
AMCのCEOは、本作を「タイムリーで洞察に満ち、非常に本物(オーセンティック)」と絶賛。脚本を受け取ってからわずか2週間で製作にゴーサインを出し、さらにシーズン1の放送を前にして、早くもシーズン2への更新を決定したことを明らかにした。
続けて「テクノロジーや何十億ドルという金の裏側には、強さと欠点を持ち合わせた極めて人間的な人々がいる。本作はそれを決して忘れていない」と締めくくった。
『The Audacity』は4月12日より、AMCおよびAMC+で放送・配信が開始される。日本上陸は未定。
『ベター・コール・ソウル』全6シーズンは、Netflixにて配信中。『メディア王 ~華麗なる一族~』全4シーズンは、U-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)




