ハリウッドを代表する俳優の一人、ジョニー・デップが、12月7日（日）に開催された「東京コミックコンベンション 2025」のセレブ・ステージに登場。開催前から大きな注目を集めていたジョニーの登壇は、前日からの過酷なスケジュールにより、危ぶまれる状況にあったが、多くのファンが待つステージに本人の強い希望で登場し、感謝を伝える感動的な6分間を繰り広げた。
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異例のスケジュール遅延…深夜まで続いた撮影会
今回の東京コミコンにおけるジョニーの登壇は、サイン会や写真撮影会が目玉となっていた。しかし、到着遅れにより、前日には約5時間遅れで進行。終了時刻は深夜を過ぎる事態となっていた。この影響で、6日中に終えられなかった購入者分は翌日の午前中スタートへと振り替えられたが、7日もジョニーは遅れての登場に。ステージそのものも4時間ほど遅く変更となったうえ、登場時間はわずか6分間という異例の短さとなった。
しかし、「ステージは中止の予定でしたが、大勢の方が待っているので、皆さんに会いたいとご自身からおっしゃって、時間を作ってくれました」とMCが明かした通り、ジョニーのファンへの熱い想いが、このステージ実現の原動力となったのである。
吹替声優・平田広明が粋な贈り物
「こんにちは。お会いできて本当に嬉しいです。こんなに素晴らしい歓迎をありがとう」と挨拶をすると、会場の熱気に圧倒されたかのように「ああ、怖いな。気を失いそうだ」とジョークを飛ばし、会場を和ませた。
その後、ジョニーの日本語吹替声優を長年務める平田広明から少し早めのクリスマスプレゼントとして、歌舞伎や舞台役者が楽屋の入り口に飾る慣習のある暖簾を贈呈。この暖簾は、平田の親交のある人気漫画「ONE PIECE」の尾田栄一郎による、ジャック・スパロウ船長のイラスト入りという粋な計らいが凝らされていた。
6分間という短いステージだったが、その中で長年支え続けてくれたファンへ繰り返し感謝の言葉を述べた。
「呼んでくれて感謝します。全てにありがとう。温かい歓迎、優しさ、寛大さ、そしてサポート。その情熱は、長い間ずっと熱いままです。皆さんに心から、深く、深く、深く感謝します」
最後に「こうして皆さんの顔を見ているこの瞬間、この経験の中で、感謝します、応援ありがとう。愛しています。いつもありがとう」と締めくくり、盛大な拍手の中でステージを後にした。
（海外ドラマNAVI）
