Prime Videoの大人気ドラマ『ザ・ボーイズ』のスピンオフ『ジェン・ブイ』シーズン2が佳境を迎える中、クリエイターで製作総指揮のエリック・クリプキは、最新エピソードの“衝撃の展開”をファンに予想されていたことに複雑な心境を明かした。
(※この記事には『ジェン・ブイ』シーズン2のネタバレが含まれます。)
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彼らの洞察力はすごいけど…
『ザ・ボーイズ』ユニバースを率いるクリプキは、スピンオフ『ジェン・ブイ』シーズン2第7話のどんでん返しをファンが事前に見抜いていたことについて語った。
それは、ハミッシュ・リンクレイター演じる学長サイファーが実は“スープ(超能力者)”ではなく、ゴドルキン大学の創設者トーマス・ゴドルキン(イーサン・スレイター)のマインドコントロール下にあったという展開。
「オンラインのファンたちがいろんな手がかりを掘り下げて、正しい線をたどっていたのはよく分かっています。彼らの洞察力には感心します」とクリプキはThe Wrapに語り、「でも、同時にちょっとイラッともしました」と付け加えた。
第7話では、これまでサイファーが世話をしていた焼けただれた遺体が、実はゴドルキン本人だったことが判明する。マリー(ジャズ・シンクレア)は、ゴドルキンが“弱いスープたちを淘汰する”という歪んだ理想を持っていることに気づかないまま、彼を完全に回復させてしまい、結果として彼の計画を実行させてしまう。
「この展開は主に(ショーランナーの)ミシェル・ファゼカスと製作総指揮トム・シュナウズの発案です」とクリプキは説明。「すごくクールなどんでん返しですよね。ずっと“ハミッシュが悪役”だと思わせておいて、真の悪は実はシーズンの最初に登場したトーマス・ゴドルキンだった、彼が全ての始まりだったと分かる。この構成は本当に楽しかったです」
『ザ・ボーイズ』最終章の舞台は、『ジェン・ブイ』シーズン2の6カ月後
マリーと『ザ・ボーイズ』のホームランダー(アントニー・スター)が、プロジェクト・オデッサの生き残りであることが明かされたあと、クリプキは『ザ・ボーイズ』最終章についても触れ、「物語の舞台は『ジェン・ブイ』シーズン2の6カ月後が舞台になる」と語った。『ザ・ボーイズ』の最終シーズンは2026年に配信予定で、撮影はすでに終了している。
『ジェン・ブイ』シーズン1~2はAmazon Prime Video(アマゾンプライム)で配信中。(海外ドラマNAVI)