米CBSの人気ドラマ『FBI：特別捜査班』がついにシーズン8の幕を開けた。前シーズンのラストでイゾベル（アラナ・デ・ラ・ガーザ）が倒れ、心拍が止まったまま終わるという衝撃の展開を迎えていたが、最新シーズンではチームが再び大きな悲劇に直面する。
（※この記事には『FBI』シーズン8第1話「Takeover（原題）」のネタバレが含まれています）
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米CBSの人気ドラマ『FBI：特別捜査班』シーズン8に新たな …
死をきっかけにチームの結束がより深まる
第1話では、失踪した息子を捜す判事の事件を追うマギー（ミッシー・ペリグリム）とOA（ジーコ・ザキ）が、法執行機関の権限を認めない島を訪れる。しかし、判事はすでに死亡しており、マギーとOAも人質に取られてしまい、スコーラ（ジョン・ボイド）とダニ（エミリー・アラビ）が救出に向かう。襲撃されたダニは防弾ベストが銃弾を止めたと思い込んでいたが、そのまま倒れて命を落とす。スコーラが見守るなかでの最期だった。
ショーランナーのマイク・ワイスはTV Insiderに対し、「彼女の死は、エージェントたちが日々直面する危険の大きさを改めて思い起こさせるものだ。変化の速い世界で、人々を守るという使命を果たすためには、常に新たな脅威と隣り合わせでいる」と語っている。
ワイスは続けて、ダニの死がチームに与える影響についても言及。「パートナーを失うことは常に辛いものだ。スコーラはしばらくの間、ダニの喪失感を抱え続けるだろう。しかし彼は兄を失った後、FBIに入局した。彼は捜査官としての日常の中で、失った人々を称えながら成長する道を見出す人物だ。それが彼を特別な存在にしている」と説明する。
また、マギーとOAも同僚を失った痛みを分かち合い、これまで以上に絆を深めるという。「もちろん、ダニの死はマギーとOAにも重くのしかかる。彼女はちょうどチームに馴染み始めたところだった。FBI捜査官たちはタフだが、真の強さはこうした困難な瞬間に互いを見出すことにある。マギー、OA、スコーラは、この事件を経てさらに絆を深めることになるだろう」
さらに、第2話ではスコーラが新たなパートナーと組む展開が待っているようだ。ワイスは「スコーラは悲しみの中でも心を閉ざすことはない。喪失を経験した彼は、友人や家族との小さな瞬間一つ一つを大切にするし、新しい出会いにも前向きに向き合っていく」と語る。
一方、イゾベルの運命はエピソード終盤まで明らかにならない。彼女は脳出血により緊急手術を受けるが、最終的に一命を取りとめる。
ダニの死によってチームの結束がより深まることになる『FBI』シーズン8の物語は、これまで以上に人間ドラマと緊張感に満ちた展開となりそうだ。
『FBI：特別捜査班』シーズン8はCBSにて放送中。シーズン1～6はHuluにて配信中。（海外ドラマNAVI）
