米NBCの人気長寿ドラマ『LAW & ORDER:性犯罪特捜班(SVU)』から、刑事ジョー・べラスコ役のオクタビオ・ピサーノが降板した。オクタビオは2021年放送のシーズン23で初登場して以来、レギュラーとして活躍してきたが、5月時点でシーズン27には出演しないことが明らかになっていた。そしてアメリカで10月9日に放送された最新回で、ついにべラスコ刑事の別れが描かれた。
(※以下、ネタバレが含まれています。)
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『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』シーズン26、レギュラーキャストの二人が卒業
全米最長寿のプライムタイム実写ドラマとして知られる『LAW …
DEAでの潜入任務に就くことに
『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』は、ディック・ウルフが手掛けるヒットシリーズ。性犯罪などの重大事件を専門に捜査するニューヨーク市警特別捜査班(SVU)の活躍を描く犯罪ドラマ。実際のニュース事件をもとにしたストーリーも多く、被害者に寄り添う姿勢が長年にわたって支持を集めている。
最新話では、べラスコ刑事がサンディエゴで麻薬取締局(DEA)の潜入捜査官として新たな任務に就くため、特捜班を離れることが判明。彼の任務は、麻薬密輸ルートを摘発するという危険な潜入捜査だ。シーズン27の第1話では、べラスコがオリビア・ベンソン警部(マリスカ・ハージティ)に対し、極秘でDEAにリクルートされていることを打ち明けていた。今回のエピソードで、彼はついにその誘いを受け入れる決断を下す。
べラスコはベンソンに「残忍な麻薬王を追っていて、どうしても決着をつけたかった」と説明するも、“仲間を置いていくことへの葛藤”から決断を迷っていた。特にフィン刑事(アイス・T)はシーズン冒頭で襲撃を受け、負傷から回復途中にある。ベンソンを一人にしたくなかったべラスコに対し、ベンソンは静かにこう告げる。「あなたが私のために残ることは望まない。私はここで、できる限り多くの人を救いたいと思っている。あなたも“あなたが最も人を救える場所”に行くべき」この言葉に背中を押され、べラスコは新たな道を選んだ。
べラスコ刑事は、過去の犯罪歴を抱えながらも、特捜班の一員として正義と向き合う複雑なキャラクターとして人気を集めていた。彼の降板は、シリーズファンの間で「惜しい」「彼のスピンオフを見たい」といった声を呼んでいる。
『LAW & ORDER: 性犯罪特捜班』は日本ではシーズン1~25がHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)