Apple TV+で配信中の人気スパイドラマ『窓際のスパイ』。待望のシーズン5が配信スタートしたばかりだが、早くもこのフランチャイズの将来について、カートライトの祖父を演じるジョナサン・プライスが語っている。
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『窓際のスパイ』原作者が最も親しみを覚えるキャラクターとは?
Apple TV+の人気スパイドラマ『窓際のスパイ』の原作者 …
『窓際のスパイ』の核となるキャストたち
本作の主演を務めるのは、スパイ組織MI5から見放された“お荷物部署”こと「スラウハウス」を率いるジャクソン・ラム役のゲイリー・オールドマンと、彼の元で働く若手スパイ、リバー・カートライト役のジャック・ロウデン(『ダンケルク』)だ。
そして、このシリーズの核となる重要なキャストの一人が、アカデミー賞にもノミネートされた名優ジョナサン・プライスだ。『2人のローマ教皇』での演技で知られるジョナサンは、ローウェン演じるリバーの祖父であり、引退したMI5のベテランスパイ、デイヴィッド・カートライトを演じている。
シリーズの「プレクエル」に言及
シーズン5のプレミア配信から間もない時期に、米Colliderがジョナサン・プライスと対談し、シリーズの将来について意見を求めた。
その中で話題に上ったのが、デイヴィッド、ジャクソン・ラム(ゲイリー)、そしてキャサリン・スタンディッシュ(サスキア・リーヴス)といった主要キャラクターたちの若き日を描く前日譚シリーズの可能性についてである。
ジョナサンは笑いながら「印税がもらえればいい」と冗談を言いつつも、『窓際のスパイ』の前日譚が現実的にどれほど可能であるかを率直に語っている。
「あなたの言う通り、前日譚はあり得ます。語るべき物語があるからです。これは(原作を手がけた)ジョン・ル・カレの物語のようになるでしょう。ゲイリーのキャラクターは常にあのラムだったわけではないので、若い頃の彼を見て、その二人(若きラムとデイヴィッド)のやり取りを見るのは間違いなく面白いでしょう」とジョナサンは述べている。
祖父デイヴィッドの「冷たい一面」
さらにジョナサンは、自身の演じるデイヴィッドの過去を深掘りする価値があることにも言及した。
「どのシーズンだったかは覚えていませんが、誰かを浴槽で溺死させるシーンで、デイヴィッドの冷たい一面をほんの少し見せました。年老いた彼を演じている時、ずっとそのことを考えて良かったと思っています。これは絶対に掘り下げる価値があります。クールでしょう」と、ジョナサンはシリーズの過去のエピソードに触れ、デイヴィッドの冷徹さが垣間見えるシーンについて説明した。
『窓際のスパイ』シーズン1~5はApple TV+で独占配信中。(海外ドラマNAVI)