『ウォーキング・デッド』のリック・グライムズ役でおなじみのアンドリュー・リンカーンが、およそ15年ぶりに出演する英国ドラマ『Coldwater(原題)』のキャラクターを分析するとともに、その舞台裏などについても語っている。
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『ウォーキング・デッド』アンドリュー・リンカーンが15年ぶりに出演する英国ドラマの予告編&ファーストルック到着
大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』のリック・グライムズ役 …
「ロマンチックじゃないコメディ・スリラー」
英ITVによる全6話の『Coldwater』でアンドリューが演じるのは、家族とともにロンドンから架空の村コールドウォーターへ引っ越したジョン。それまで抑圧的な生活を送っていたジョンは、魅力的な隣人トミーと親しくなるが、ジョンの妻フィオナはトミーに不信感を抱き、ジョンとトミーの関係が深まる中で次第にフィオナの疑念が現実のものとなっていく──。
米Hollywood Reporterのインタビューでアンドリューは本作に出演した経緯について、制作会社から送られてきた脚本を読んだ瞬間に、「絶対無理。怖すぎる! 難しすぎる!」と思い、2度も出演を断ったと明かしている。しかし、どうしても作品のことが忘れられず、脚本家デヴィッド・アイルランドとの打ち合わせを経て、出演を決意したという。
「怖いけど、Sister Picturesの手にかかれば安心だと思ったんだ。台本には思わず笑ってしまうところもあって、共感する場面も多い。キャラクターが常に予測不可能で、どうしてもやらなければと思ったんだ」
アンドリューは『ウォーキング・デッド』で演じたリックと本作の主人公ジョンの共通点について質問されると、「ジョンは僕自身に似ているところがある。それだけは認めるよ」と語った。さらにジョンが置かれる危機的状況に惹かれた理由については、「この物語にはダークで恐ろしいユーモアがある。怖い状況の中で笑いを見つける瞬間があって、それが僕のツボなんだ」と説明した。
また、ジョンが経験する心理的苦痛や葛藤については、「リックに似ている部分は、すごく大きな心理的痛みに耐えられる男だということだね。ジョンは長年抱えてきた苦悩や中年の危機に対し、初めて解決の糸口や希望を感じる。それがすごく興味深かったんだ」と語っている。
そして撮影現場では、シリアスな場面で笑わないようにするのが大変だったという。「共演者が面白い人たちだったから、笑わないようにするのが大変だった。あるクローズアップ撮影では、どうしても笑ってしまって共演者の目を見られなかったほどだ」と振り返っている。また、「モイラ=ジェーン役のアビゲイル・ローリーも素晴らしい若手女優で、現場はいたずらっぽいエネルギーに満ちていた」と明かし、演技のリアリズムを追求する楽しさと難しさを語った。
本作のジャンルについては、「この作品がコメディなのかスリラーなのか、人間関係を描くドラマなのか、正直まだ分からない。遠からず“ロマンチックじゃないコメディ・スリラー”かもしれない」とコメント。さらに、「6時間にわたる物語を視聴者に観続けてもらうには、笑いも絶対に必要だ。面白さがないともたないからね」と強調し、この作品が暗く重いテーマでありながらもユーモアを大切にしていると述べている。
アンドリューが約15年ぶりに出演する英国ドラマ『Coldwater(原題)』は、英ITVにて9月14日(日)より放送中。日本にも上陸してくれることを期待したい。『ウォーキング・デッド』全11シーズンはHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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