HBO Maxが、Fox Entertainment Globalからドラマシリーズ『One Day in October(原題)』のアメリカ内配信権を獲得した。2023年10月7日にイスラエルで発生した悲劇的な襲撃事件を題材にした本作は、10月7日より配信が開始される。
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全4話構成のドラマが描く「真実」と「希望」
本作は、2023年10月7日にパレスチナのイスラム主義組織ハマスがイスラエルへ侵入し、キブツ(集団農場)や音楽祭などを襲撃した事件を背景に描かれる。この事件では約1200人が死亡し、200人以上が人質となった。
『One Day in October』は、愛、勇気、生存、そして喪失という4つの視点から構成された全4話のシリーズ。制作陣は、親の犠牲や絶望的な瞬間、混乱のなかで見出される希望の光を描き、「この襲撃に伴う無意味な流血の真実」を深く掘り下げているという。
制作陣が物語に託した想い
制作は、Fox Entertainment Studios、イスラエルのYes TV、Moriah Mediaの共同プロデュースで、イスラエル国内で撮影された。クリエイターと監督は、オデッド・ダヴィドフ(『スリーピング・ドッグ -パンドラの箱-』)とダニエル・フィンケルマン(『ザ・ヴィジル~夜伽~』)が務めている。
Fox Entertainment Studiosの社長兼責任者であるフェルナンド・スゼウは、本作への強い想いを語っている。
「10月7日の悲劇的な出来事は、私たち全員に深い影響を与えました。制作当初から、真実と敬意をもって物語を伝え、被害者や勇敢な生存者に敬意を表するため、最大限の注意と感受性、そして緊急性をもって取り組みました。オーデッドやSparks Go、ZOA、Yes TVの素晴らしいキャスト、スタッフ、チームが生み出した魅力的な物語を誇りに思います。このプロジェクトに参加してくれたMoriah Media、そしてアメリカでの配信プラットフォームとして協力してくれたHBO Maxにも感謝しています」
また、制作のフィンケルマンも、映画が持つ力を「私にとって映画やテレビは、単なる娯楽以上のものであり、証言の手段です。これは、普通の人々が非凡な瞬間に直面する物語なのです。真実が脆弱な時代に、私たちができる最も強力なことは、人間性に訴えかけることです。私の願いは、これらの物語が人々の心を開き、有意義な対話を生み出すきっかけになることです」と表現している。
HBO/HBO Maxのドラマ・ドキュメンタリーシリーズは日本ではU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Deadline
‘One Day In October’, Scripted Series About 2023 Attack On Israel, Lands At HBO Max https://t.co/SRJdmJSB6Z
— Deadline (@DEADLINE) September 15, 2025