家族への義務感と成功への執念に駆り立てられ、限界まで追い詰められる二人の兄弟を描くNetflixの新作シリーズ『ブラック・ラビット』がトロント国際映画祭に登場。主演のジェイソン・ベイトマン(『オザークへようこそ』)とジュード・ロウ(『ホリデイ』)が、役柄決定までの意外な過程を明かした。
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対照的な兄弟を演じるが…役柄は当初決まっていなかった?
本作は、ニューヨークで成功したレストラン経営者のジェイク(ジュード)と、常にトラブルを抱えて生きる兄のヴィンス(ジェイソン)を中心に描く物語。緊張感あふれるスリラーであると同時に、複雑な家族関係や人間関係を繊細に探る作品だ。
9月18日(木)の配信開始を前に、主演のジュードとジェイソン、そしてクリエイターのケイト・サスマン(『オーダー』)とザック・ベイリン(『グランツーリスモ』)が米TheWrapのインタビューに応じ、本作の魅力について語った。
このインタビューで明らかになったのは、最初の段階ではジェイソンとジュードのどちらがジェイクでどちらがヴィンスを演じるのか決まっていなかったということ。
ジュードは製作総指揮として企画初期から携わり、ジェイソンの出演を強く望んでいたといい、その後ジェイソンも主演・製作総指揮・監督(第1・第2話を監督)として参加することになった。
ジュードは「もちろん彼が兄弟の一人を演じるのは当然だと思いました。ただ、どちらの役になるのかは最初から決まっていたのか覚えていません」と振り返ると、サスマンが「私たちの中では最初から決めていました」と応答。
ジェイソンが「最初から私をヴィンスに?」と確認すると、ベイリンは2009年公開の映画『消されたヘッドライン』でのジェイソンの演技を絶賛。「あの緊張感ある演技をもっと見たいと思いました」と語ると、ジェイソンは「あの嫌なヤツの役ですね」と冗談交じりに返した。
ジェイソンは「最初の会話の時点では、役がまだ決まっていなかったと記憶しています。私は普段、今回ジュードが演じているジェイクのような役を多くやってきました。ジュードはこれまでにジェイクもヴィンスも両方やってきた幅広い経験がある。でも私はヴィンスのような役をあまり演じたことがなかったので、挑戦するならおもしろいと思ったんです。そう伝えたら、彼も快く応じてくれました」と説明し、兄弟の配役が決定した経緯を明かした。
『ブラック・ラビット』はNetflixにて9月18日より独占配信開始。(海外ドラマNAVI)
参考元:The Wrap