『ゲーム・オブ・スローンズ』で“マウンテン”ことグレガー・クレゲイン役を演じ、その圧倒的な存在感で世界を震撼させたハフソル・ユリウス・ビョルンソンが、再びストロングマン界の頂点に君臨した。イギリス・バーミンガムで開催されたストロングマン大会で、デッドリフトの世界記録を塗り替える510キログラム(1,124ポンド)の偉業を達成。自身の持つ505キログラムの記録を更新し、文句なしの総合優勝に輝いた。
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まるで空気⁉︎ 510キロを軽々と持ち上げた“山の巨人”
ハフソルの今回の記録達成は、多くのファンに衝撃を与えた。その理由は、510キロという信じられないほどの重量を、まるで軽いバーベルでも持ち上げるかのように、驚くほど楽々と持ち上げたからだ。彼のYouTubeチャンネルのブログ動画には、「510キロが軽いなら、もっと重いのを持ち上げるのか?」という質問が数多く寄せられたという。
しかし、ハフソルは「正直に言うと、答えはノーだ」とコメント。この510キロという重量は、彼にとって最大重量ではなく、計算された挑戦だったことを明かした。競技全体を強く終えるために、その後の競技に影響を与えないよう、力を温存する必要があったと説明している。
記録よりも勝利への戦略を優先
デッドリフトの世界記録保持者であり、2018年にはワールドストロングマンのタイトルを獲得するなど、常に世界のトップ選手として君臨するハフソル。より重い重量を追い求めることは、神経系に大きな負担をかけ、その後のパフォーマンスを低下させるリスクがあることを彼は熟知しているという。
記録への執着よりも、勝利という最終目標に向けた戦略を重視したハフソル。その冷静な判断力と卓越した戦術こそが、彼がタイトルと歴史的な記録の両方を手に入れることができた最大の要因といえるだろう。
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