『ハリー・ポッターと賢者の石』と『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を手がけ、世界的な大ヒットシリーズの基礎を築き上げたクリス・コロンバス監督。彼が、現在制作中のHBO版ドラマシリーズ『ハリー・ポッター』について、率直な疑問を投げかけたことで話題を呼んでいる。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』スター、『ハリー・ポッター』ドラマ版の子役に警告
2027年のリリース予定に向けて、現在撮影が行われている米H …
「やる意味あるの？」監督が抱くデジャヴ感
ポッドキャスト番組「The Rest Is Entertainment（原題）」に出演したコロンバスは、イギリスで撮影が進められているHBO版について「やや困惑している」と胸中を明かした。『ホーム・アローン』の監督としても知られるコロンバスは、ロンドンで撮影中のHBO版の非公式写真を目にした際、その既視感に驚いたという。
「ハグリッドの衣装が、僕たちがデザインしたものと全く同じだったんです。正直なところ、“これ、何の意味があるの？”と思いました」とコロンバスは語っている。
「すべてが新しくなると思っていたのに、実際はほとんど同じなんです。全部が同じになるんじゃないかと感じました」
監督が語るシリーズへの思いと次なる道
コロンバスは、HBOが映画よりも大きなスケールで『ハリー・ポッター』を映像化できることに嫉妬はないと強調している。
「嫉妬？ いや、そんなことはない」とコロンバスは述べ、さらにこう続けた。「もう前に進む時です。僕は常に“フランチャイズ”という概念に疑問を持ってきました。自分はもうそれをやり切ったと感じています……最初の3作に関われたことを本当に誇りに思っていますし、今は次に進んでいます。」
一方で、自身がデザインしたハグリッドの衣装が再び使われることについては「とても光栄」であり、「彼らがどう仕上げるのかを見るのが楽しみ」だと、複雑な心境をのぞかせた。
J・K・ローリングのトランスジェンダーに対する見解を「とても悲しい」と評したことでも知られるコロンバス。彼の、これまでの功績を誇りに思いつつも、新しい挑戦を求める姿勢が伺える。ファンが待ち望むHBO版『ハリー・ポッター』は、果たして映画版とは異なる新しい魔法の世界を提示できるのか、注目が集まる。
『ハリー・ポッター』ドラマ版はHBOとHBO Maxで2027年リリース予定。『ハリー・ポッター』映画シリーズ全8作はAmazon Prime Video（アマゾンプライム）、U-NEXT、Huluにて配信中。（海外ドラマNAVI）
参考元：Deadline
