Netflixの人気ドラマシリーズ『エミリー、パリへ行く』の制作現場に悲報が走った。最新シーズンとなるシーズン5の撮影中、アシスタントディレクターのディエゴ・ボレッラが急逝したことが報じられた。
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撮影最終日、ヴェネツィアで突然の悲劇
現地報道によると、ボレッラはイタリア・ヴェネツィアでの撮影最終日だった8月21日午後7時頃、ホテル・ダニエリで撮影準備中に突然倒れたという。現場にいた医療スタッフが蘇生を試みたものの、「突然の心臓発作」でその場で死亡が確認された。47歳だった。
この悲劇を受け、シーズン5の撮影は一時中断されたが、その後8月23日に再開されている。
多才な才能を持つイタリア人フィルムメーカー
ボレッラは、地元で雇われていた第3アシスタントディレクターであり、監督や作家としても活躍する多才な人物だったそう。ヴェネツィア出身の彼は、ローマ、ロンドン、ニューヨークでも活動。映像制作の傍ら、詩や童話、児童文学の執筆も手掛けていたという。
パラマウント・テレビジョン・スタジオのスポークスパーソンは、この件について米メディアVarietyに声明を発表。「『エミリー、パリへ行く』の制作チームの一員が急逝したことを深く悲しんでおります。この非常に困難な時期に、故人のご家族やご親族の方々に心よりお悔やみ申し上げます」と追悼の意を述べた。
撮影はヨーロッパ各地で進行中
『エミリー、パリへ行く』シーズン5は、5月にローマでクランクインし、6月には舞台となるパリで撮影が続行。そして8月からはヴェネツィアで撮影が行われていた。
Netflixからは、すでにシーズン5のファーストルック画像と、12月18日からの配信開始日が発表されている。シリーズの世界観を形づくる重要な役割を担っていたボレッラの急逝は、制作チームにとって大きな痛手となったであろう。
『エミリー、パリへ行く』シーズン1~4は独占配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Variety