Amazon Prime Videoの人気YA(ヤングアダルト)ドラマ『私たちの青い夏』がシーズン3で完結を迎える中、スピンオフの可能性や、今後のYAジャンルへの取り組みについてAmazon MGMスタジオのテレビ部門責任者ヴァーノン・サンダースが語った。
-
Amazon『私たちの青い夏』ファイナル・シーズン、7月16日(水)より配信開始
青春ストーリー『私たちの青い夏』の待望のファイナル・シーズン …
シーズン2と比べて視聴者数が40%増加
7月16日(水)より配信が始まった『私たちの青い夏』シーズン3は、大ヒットスタートを記録。Amazonによると、第1話はシーズン2と比べて視聴者数が40%増加し、約2,500万人が視聴したという。シリーズ完結編への期待の高さがうかがえる幕開けとなった。
米Varietyのインタビューでサンダースは、「この作品は、私たちにYA作品の可能性を再認識させてくれた」とコメント。特に、ティーンを中心に描かれたラブストーリーでありながら、年上の視聴者層にも支持されていることに驚きと手応えを感じているという。
「若い女性を対象にしたドラマというと、特定の年齢層のキャラクターに焦点を当てるものが多い。でも『私たちの青い夏』は、主人公たちの親世代にもドラマがあり、世代を超えて共感できる物語になっている」とサンダースは話す。
原作を10代の頃に読んでいたファンが、今では20代になって映像化作品を楽しんでいるという“成長と共にある作品”としての魅力にも触れた。
スピンオフの可能性は?
気になるスピンオフの可能性については、原作者でありドラマ版のクリエイターでもあるジェニー・ハンの意向が鍵になるようだ。
「ジェニー・ハンの構想が何よりの指針です。彼女は当初から、どのように完結させるかをしっかり描いていました。まずはこの最終シーズンをしっかり届けることに集中していますが、すべてのエピソードが公開された後、彼女とより具体的な話ができるでしょう。彼女には挑戦したい新たなアイデアもあるようなので、彼女がやりたいことがあるなら、私たちも一緒にやっていきたいと思っています」
ジェニー・ハンは、Netflixで映画『好きだった君へ』シリーズのスピンオフドラマ『愛をこめて、キティより』も成功させており、Prime Videoでの新たな展開にも期待が高まる。
さらにサンダースは、Amazonが手がける他のYA作品『We Were Liars(原題)』や『オーバーコンペンセイト ~イケメン男子の自分探し~』、『Motorheads(原題)』についても、シーズン2の計画が進行中であることを明かしている。更新の正式発表は今後アナウンスされるという。
『私たちの青い夏』の物語も、このまま終わるとは限らないかもしれない。シーズン1〜2は、Prime Videoで独占配信中。シーズン3は毎週水曜日に新しいエピソードが配信中でフィナーレは9月17日(水)に配信予定。(海外ドラマNAVI)