『NCIS』シリーズ、2025年下半期の気になる展開を総まとめ
Instagramアカウント@ncisverseより

2025年秋、米CBSは火曜の夜を『NCIS』シリーズで統一する編成を発表した。20時からは本家『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』、21時からは前日譚『NCIS:オリジンズ』、22時からはスピンオフ『NCIS:シドニー』が放送される。

いずれの作品も、前シーズンのラストで多くの謎や余韻を残しており、視聴者の期待は高まるばかりだ。以下では、今秋注目すべき主要な疑問を一挙に紹介する。

(以下、一部ネタバレあり)

 

『NCIS』パーカーは父の死にどう報復するのか?

シーズン22の最終話で、パーカー(ゲイリー・コール)は長年の宿敵カーラ・マリーノ(レベッカ・デ・モーネイ)と対峙。カーラは自分の息子を死に追いやったとしてパーカーに銃を突きつけたが、殺さずに道端に置き去りにした。その直後、パーカーが帰宅すると、父が殺されていた。ワイングラスには口紅が残されており、犯人は明らかだった。

製作総指揮のスティーヴン・D・バインダーは、「彼はバランスを崩し、非常に“らしくない”行動に出るだろう。それでも動機ははっきりしており、視聴者にとっては納得できる展開になる」と語っている。

『NCIS』人気キャラの再登場はあるのか?

『NCIS』シリーズは頻繁なクロスオーバーを行うわけではないが、シーズン22では『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』のサム・ハンナ(LL・クール・J)が登場し、今後の再登場も匂わせる形で幕を閉じた。

バインダーは『NCIS:トニー&ジヴァ』とのクロスオーバーにも前向きで、「制作スケジュールの違いから過去には難しかったが、今後は可能性がある」と語る。また『NCIS:シドニー』との2時間スペシャルも望まれているが、ロケ地の問題から実現は難しいと見られている。

『NCIS:オリジンズ』ギブスと元妻の関係はどう描かれるのか?

前日譚『NCIS:オリジンズ』では、ギブスの過去が描かれる。その中で重要な役割を果たすのが、のちに妻となるダイアンである。

製作陣は「本家に忠実でありながら、予想外の展開に繋がる面白さがある」と語っており、シーズン2では若き日のギブスとダイアンの関係がどう発展していくのか注目だ。

『NCIS:オリジンズ』マーク・ハーモンの再登場はあるのか?

本家『NCIS』で長年ギブスを演じたマーク・ハーモンは、現在『NCIS:オリジンズ』でナレーションを担当し、シリーズ冒頭では画面にも登場している。

今のところ再登場の予定はないが、プロデューサーのデヴィッド・J・ノースは「視聴者がいつ彼を見ても不思議ではないような展開を用意している」と話しており、サプライズ登場の可能性も十分に残されている。

『NCIS:シドニー』あの二人の関係に進展はあるのか?

『NCIS:シドニー』では、JD(トッド・ラサンス)がマッキー(オリヴィア・スワン)の旧友エティエンヌ(ジョン・ファブリー)に嫉妬心を見せる場面もあり、視聴者の注目を集めた。

このシリーズ全体としては恋愛要素は控えめだが、製作陣によれば二人の間に芽生えつつある感情は無視できないという。ショーランナーのモーガン・オニールは「彼らは職場の同僚であり、米豪の合同オフィスの責任者という立場。だから恋愛関係は避けるべきものだが、それは理性の話。感情は理屈通りにはいかない」と述べ、シーズン3では彼らの葛藤が描かれることを示唆している。

まとめ
『NCIS』シリーズは、長寿番組でありながら常に新たな展開と謎を提供し続けている。2025年秋の放送では、これらの問いにどのような答えが用意されているのか、大いに注目である。

(海外ドラマNAVI)