
シャーロック・ホームズの相棒、医師のジョン・ワトソンを主人公に描いた米CBSの医療ドラマ『Watson(原題)』。シーズン1の全13話が米国で放送を終えたばかりだが、ファンは続きの放送をしばらく待たなければならないようだ。
新作ドラマを組み込む枠が…
CBSが今秋の放送スケジュールを発表したが、『Watson』の名前はそこになかった。代わりに、2026年1月より、日曜夜10時枠で再び放送されることが明らかになった。ドラマの最終話では、宿敵モリアーティの運命が明かされ、続きが気になる展開となっていたが、その続きは約1年半後までお預けとなる。
CBSエンターテインメント部門の代表エイミー・ライゼンバックは、このスケジュール決定について米Deadlineの取材に応じ、次のようにコメントしている。
「Paramount+での一気見を促すつもりです。本当に、スケジュール上に『Watson』を入れられる現実的な枠がなかったんです。放送枠を見ても、どこにも当てはまる場所がなかったのです」
2025年秋のCBSは、月曜夜はコメディ枠+『FBI』シリーズ、火曜は『NCIS』、水曜はリアリティ番組、木曜も既存ラインナップを維持、金曜は『ファイア・カントリー』とそのスピンオフ『Sheriff Country(原題)』などで構成されており、新作ドラマを組み込む余地がほぼない状態だという。
一般的に、シーズン途中に放送開始された新ドラマが翌秋に戻らないのは異例とされている。通常、シリーズの定着には継続的な露出が必要とされるためだ。すでに確立された人気シリーズであれば中断期間もファンが待ってくれるが、『Watson』のような新作ではリスクも伴う。
それでも、ライゼンバックは「今やストリーミング作品は新シーズンの配信まで1年半以上空くのが普通。私たちの“1年待ち”は、むしろ短いほうかもしれません」と語っている。
(海外ドラマNAVI)