
人気ヒューマンドラマ『THIS IS US/ディス・イズ・アス』のケヴィン・ピアソン役で知られるジャスティン・ハートリー主演の犯罪ドラマ『トラッカー』が、米テレビ界に新たな旋風を巻き起こしている。
本作は、全米1視聴率の高いドラマシリーズとして今最も人気のある番組だが、もっと良くすることもできるだろう。そんな本作の今後の可能性について、米Screenrantが報じている。
シーズン2も快進撃、ただし課題も?
『トラッカー』は、2024年から2025年の放送期間で視聴率1位を記録し、人気ドラマ『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』や『FBI:特別捜査班』を抜いて最も視聴されたドラマとなった。
ジャスティン演じるコルター・ショウは、賞金稼ぎとして全米を旅しながら、行方不明者を探し出すという役どころ。その魅力的なキャラクターとスリリングな展開が視聴者の心を掴み、シーズン2が放送中の現在も、その勢いは衰える気配がない。
シーズン2は視聴率面でむしろ前作を上回る好調ぶりを見せている。しかし、物語の方向性については一部で混乱も。中盤までは心霊現象や超常的な要素が盛り込まれ、番組の本来の“地に足のついた”トーンからやや逸脱しているとの声もあった。
特に第5話「Preternatural(原題)」では、準魔法的な能力を持つ少女エマリーンが登場し、物議を醸した。ところがこの回、なんと1,200万人近くが視聴し、2024年の全米TV放送で、オリンピックやNFLなどのスポーツ中継を除けば最多視聴数を記録した回となった。結果的に、この“迷走”とも言われたクリエイティブ上の挑戦は、作品の人気に拍車をかけた形だ。
今後のカギは「軸の再構築」
とはいえ、さらなる飛躍を目指すには課題も残る。たとえば、シーズン2序盤で提示されたジーナ・ピケットの未解決事件は、背景情報が乏しいままで感情移入しづらく、コルターとカミーユの関係性も今ひとつ曖昧で分かりにくい。また、シーズン1で提示されたショウ家の謎も進展が少なく、ファンの関心を繋ぎ止めるにはやや弱い構成となっている。
これからの展開では、ジーナの事件をスリリングかつ感情的に決着させ、コルターとカミーユの関係にも明確な変化を与えるような物語が期待される。また、フィオナ・レネ演じるリニーら、魅力的なサブキャラクターをより前面に押し出し、作品全体の厚みを増していく必要があるだろう。そして何より、父アシュトン・ショウにまつわる謎に再び焦点を当て、その核心に迫るような展開こそが、『トラッカー』の魅力をさらに引き出す鍵となるはずだ。
『トラッカー』は、失踪者捜索というシンプルながら引き込まれる設定と、主人公の個人的な謎という“心臓部”を持つ、極めて魅力的なプロシージャルドラマだ。その基盤を再強化することで、シーズン3以降も確実に“NCIS超え”の座を守り続けることができるだろう。
(海外ドラマNAVI)
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