2025年は、『SUPERNARUTAL スーパーナチュラル』にとって特別な年となる。放送開始から20周年、そして最終回から5年という節目を迎えるのだ。現在も配信サービスでで根強い人気を誇る本シリーズは、多くのファンに愛され続けている。キャスト間の絆も健在で、その証拠に、ジェンセン・アクレスとジャレッド・パダレッキは人気ドラマ『ザ・ボーイズ』で再び共演。そんな中、ファンの間で高まっているのが、『スパナチュ』のリバイバルへの期待だ。特にR指定のストリーミング版リブートを望む声が多く、今回、ジェンセンとジャレッドがこの件についてそれぞれの考えを明かした。
-
ジェンセン・アクレス、新作ドラマの役は『スーパーナチュラル』ディーンと同じ系統!
Amazon Prime Videoの新作ドラマ『Count …
ファンの願いはR指定リブート?最終回への賛否とシリーズ復活への期待
『スパナチュ』の最終回は、物語の結末や登場人物に関して賛否両論を巻き起こした。しかし、それでも多くのファンが、何らかの形で番組の復活を願い続けている。この思いはファンに限ったことではない。ジャレッドは1年以上前からシリーズの復活について言及しており、今回の『スパナチュ』アニバーサリーを記念したTV Insiderのインタビューでも、その考えは変わっていなかった。
「僕たちは20年前よりずっと年を取った。もう22話もやれる自信はない。リミテッドシリーズがちょうどいいと思う」と、ジャレッドは語る。
『スパナチュ』は15シーズンも続いた超長寿シリーズだ。もし、ウィンチェスター兄弟を演じた二人が別々の道を選んでいなければ、さらに15年続いていた可能性すらある。そのため、フルシーズンの新シリーズが現実的ではないというジャレッドの意見には納得がいく。リミテッドシリーズであれば、ファンはウィンチェスター兄弟が最終回後にどうしているのか、その後の物語をちょうど良いボリュームで知ることができるだろう。舞台を天国にしたり、スピンオフ『ウィンチェスターズ』のようにパラレルワールドを舞台にしたりと、多様な可能性も広がる。
ジェンセン・アクレスの“R指定”構想
一方、ジェンセンは番組のフォーマットについていくつかのアイデアを持っており、そこにはよりダークでR指定のバージョンも含まれている。ネットワークテレビでは表現に限界があるため、もし、さらに過激な描写を許容する環境で制作されれば、より壮大な作品になる可能性がある。シーズン3第13話「恐怖の館」からもわかるように、サムとディーンもきっと“罵り言葉”が使えることを楽しむはずだ。しかし、ディーン役のジェンセンは、トーンが大きく変わることへの懸念も示している。
「このことについて考えたことがあるんだ。もし番組がストリーミングで制作されていたらどうなっていたかと何度も聞かれたからね。確かに違うものになっていただろうし、もう少しR指定寄りになっていたと思う。でも長年やってきたものやトーンを考えると、今それを変えるのは作品にとって良くない気もする。放送局ドラマのような雰囲気を保つのもメリットがあると思うんだ」とジェンセンは説明する。
R指定版のウィンチェスター兄弟も見てみたい気持ちはあるが、リバイバルが実現するかどうかは現時点では不透明だ。
ジェンセン&ジャレッドの熱意、そして現在多くのリブートやスピンオフが制作されている現状を考えると、リバイバルが全くないとは言い切れない。実際、放送から配信へと形態を変えて復活した『クリミナル・マインド FBI行動分析課』は、より過激でダークな物語を展開しつつも、ファンが愛する元々の世界観を保ち、好調な結果を出している。また、『スパナチュ』のファンダムがすぐに消えそうにないことを考えると、将来的にリバイバルが起こる可能性は常に存在するといっていいだろう。
『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』全15シーズンはU-NEXTにて配信中。『ウィンチェスターズ』はPrime Videoにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Cinemablend