
ディエゴ・ルナが主演を務めるDisney+(ディズニープラス)オリジナルドラマ『スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー』が、シーズン2最終話の配信をもって幕を閉じた。全24話にわたる本作は、映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の前日譚として企画されたものであり、ファンの間では「スター・ウォーズ」ユニバースでも随一の政治スリラーとして高い評価を受けていた。しかし、元々5部構成の予定だったヒットドラマが2シーズンで終了となった理由は何だったのだろうか?
『ローグ・ワン』前日譚としての役目を果たす
もともと5シーズン構成で構想されていた『キャシアン・アンドー』だが、1シーズンを製作するのに2年もの月日が掛かったという。クリエイターのトニー・ギルロイによれば、ドラマの制作規模があまりに大きく、計画を見直さざるを得なかったという。
ギルロイは2022年5月の米ComicBook.comのインタビューで、「とても大規模で、物理的に不可能だった」と振り返っている。「どう進めるか悩みましたが、最終的に驚くほどエレガントな方法にたどり着けました。目指すべき“終着点”が明確だったからこそ、そこに向けて物語を凝縮できたのです」
この判断により、物語は残りの4年間分を全12話に圧縮。各3話ごとに『ローグ・ワン』の出来事の1年前を描くという、構造的な美しさを持つ仕上がりとなった。実際、ディエゴも“この調子で5シーズンやっていたら、僕は60歳になってもまだキャシアンを演じ続けていることになる(笑) とても無理だよ”と思ったと、来日時のインタビューで明かしている。
Forbesによれば、『キャシアン・アンドー』2シーズンの制作費は少なくとも6億4,500万ドル(約1兆円)に達したという。視聴面でも成果をあげており、Varietyによると5月1日〜8日の週には、全ストリーミング作品の中で2番目に多く視聴されたオリジナルシリーズとなっている。
キャストも別れに複雑な想い──「終わりがあるからこそ楽しめる」
撮影が進行中だった2023年3月、ディエゴは「終わりが近づくたびに、ほろ苦い気持ちになる」と語っていた。
「物語に終わりがあると分かっているからこそ、制作の過程も楽しめるし、全力を尽くせる」と、彼はVarietyのイベントで話している。「それが可能な作品はそう多くありません」さらにディエゴは、「2シーズンで終わることは、自分のメンタルヘルスのためにも重要だった」とも告白。限られた時間の中だからこそ、この経験を最大限に活かしたいという想いを明かしている。
スピンオフの予定は未発表、しかしキャストは意欲的
現時点で『キャシアン・アンドー』のスピンオフは発表されていないが、可能性はゼロではない。ビックス役のアドリア・アルホナは、「ビックスのためにタトゥーを入れたほど」キャラクターに愛着があると語っており、再演にも意欲を見せている。
「スピンオフはキャリアのもっと後になる気がしますが、やってみたいです」と、アドリアはVarietyの取材に答えている。
また、キャシアンとビックスの関係に焦点を当てた物語が描かれる可能性について、ディエゴはThe Hollywood Reporterに次のように語っている。
「シーズン1とシーズン2の間に描かれていない1年間を映画で表現できたら素晴らしい。あの銀河の最も暗い時代に、ラブストーリーを描くことができれば、それは非常に美しく、ユニークな作品になるはずです」
『キャシアン・アンドー』は幕を閉じたが、スター・ウォーズの世界は終わらない。アニメアンソロジー『スター・ウォーズ:ビジョンズ』シーズン3が10月29日(水)よりDisney+(ディズニープラス)で配信開始予定。また、映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』は5月22日(金)日米同時公開が決定している。(海外ドラマNAVI)
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