
大ヒット西部劇ドラマ『イエローストーン』のケイシー・ダットンを中心とした新たなスピンオフが、米CBSで制作されることが明らかになった。米Varietyが伝えている。
故郷イエローストーン牧場を離れたケイシーは…
このプロジェクトが同局で進行中だと最初に報じられたのは今年3月。そしてこの度、CBSは13話分の制作を発注。2025年の夏に撮影を開始し、2026年の初旬に放送開始予定だと、2025~2026年シーズンのラインナップ発表時に明かしている。
新スピンオフの主役となるケイシーは、ダットン家当主ジョン(ケヴィン・コスナー)の末っ子で元海軍特殊部隊員。ネイティブアメリカンの妻との間に息子がおり、父や妻と勝間の違いなどをめぐって葛藤を抱えるキャラクターだ。ルーク・グライムスが本家に続いてケイシーを演じる。
The new “Yellowstone” series centered on Kayce Dutton has been greenlit at CBS. https://t.co/SF3m8qbaeJ
— Variety (@Variety) May 7, 2025
新スピンオフのタイトルは『Y: Marshals(原題)』。故郷イエローストーン牧場から去ったケイシーは、米国連邦保安官のエリート部隊に身を投じる。彼が持つカウボーイとしての知恵と、元海軍特殊部隊員としての卓越した戦闘技術、そのすべてを駆使し、広大なモンタナの大地にはびこる無法者たちに挑み、正義を執行していく。そんな彼と仲間たちを待ち受けるのは、守るべき家族への想いと、危険と隣り合わせの任務、そして“地域を暴力から守る最後の砦”という重責が心に負わせる、計り知れないほどの代償だった。その狭間で、彼らは常にギリギリのバランスを保ちながら戦い続けることになる。
脚本・ショーランナー・製作総指揮を兼任するのはスペンサー・ハドナット(『SEAL Team/シール・チーム』)。さらに、『イエローストーン』ユニバースの仕掛け人でもあるテイラー・シェリダン、『イエローストーン』本家を支えたジョン・リンソンとアート・リンソン、そして主演のルークも製作総指揮として名を連ねる。
まだまだ広がる『イエローストーン』の世界
『イエローストーン』最終章となるシーズン5は、5月1日(木)よりWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドで放送・配信がスタートしたばかりだ。
『イエローストーン』のスピンオフ作品としては前日譚となる『1883』と『1923』があり、後者は先月シリーズ完結となるシーズン2最終話を迎えた。その続編となる『1944(原題)』も現在制作準備中だ。
また、ミシェル・ファイファーが主演を務めるスピンオフ『The Madison(原題)』、『イエローストーン』の人気キャラクターであるベス・ダットンとリップ・ウィラーに焦点を当てたスピンオフも進行中だ。
次々と新たな物語が生まれる『イエローストーン』ユニバースから、まだまだ目が離せない。
『イエローストーン5 最終章』(全14話)は、WOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて放送・配信中。シーズン1~4はWOWOWオンデマンドにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Variety
Photo:『イエローストーン』© Paramount Network