『ホワイト・ロータス』キャストが役作りの参考にした意外な作品とは?

HBOの大人気シリーズ『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』シーズン3に出演するレズリー・ビブは、役作りの一環として『The Real Housewives(原題)』シリーズを視聴していたことを明かした。

 

『デスパレートな妻たち』にインスパイアされたリアリティ番組

レズリーが演じるのは、久しぶりに女子旅に出かけたテキサス州の主婦ケイト。このキャラクターを作り上げるため、レズリーはリアリティ番組『The Real Housewives』を参考にしたという。

この番組は、『デスパレートな妻たち』や『ペイトンプレイス物語』といった作品に影響を受けており、上流階級の女性たちの生活を記録する内容となっている。アメリカでは11シーズン放送され、アメリカ以外の21カ国でも制作されている。

レズリーは、「撮影前にはいつも『The Real Housewives』を見ていました。何かが自然と染み込んでいくのを待つような感覚でした。おかしな話に聞こえるかもしれないですが、正直、何が浸透しているのかもはっきりとは分からなかったのですが」と語った。

特に、ビバリーヒルズ版をよく見ていたという。「この世界観にはそれが合っていると感じたんです。少しOC版も参考にしましたね。(OC版の)ヘザー・ダブロウ的な要素もあるかもしれないです」と分析した。

同じくシーズン3に出演するジェイソン・アイザックス(リッチな実業家ティモシー・ラトリフ役)も、リアリティ番組を参考にしたと明かしている。クリエイターのマイク・ホワイトは彼に対し『Southern Charm(原題)』を見るよう指示していたという。

同シリーズは、サウスカロライナ州チャールストンに住む社交界の人物たちの私生活や仕事の様子を追い、南部文化に焦点を当てるとともに、この地域の政治的な歴史も取り上げている。

その結果、「『Southern Charm』の出演者が、“(登場人物の一人)トーマス・ラベネルを演じているに違いない”と言っていたよ。正直なところ、確かに彼を参考にした部分はある。ただし、完全にコピーしたわけではないんだ。英語のアクセントが違う程度だが」と冗談交じりに語った。

ゴールデングローブ賞を2度受賞した『ホワイト・ロータス』の最新シーズンには、レズリーやジェイソンに加え、パーカー・ポージー、キャリー・クーン、ウォルトン・ゴギンズ、パトリック・シュワルツェネッガー、サム・ニヴォラ、ラリサ・マノバル、ミシェル・モナハン、レック・パトラワディ、エイミー・ルー・ウッド、ナターシャ・ロスウェルといった豪華キャストが名を連ねる。

また、レズリーの実のパートナーであるサム・ロックウェル(『ジョジョ・ラビット』)も第5話に登場し、その演技が話題を呼んでいる。彼の驚異的なモノローグについて、レズリーは「彼の演技は象徴的です。シーズン全体のテーマを象徴しているし、マイク・ホワイトが本当に伝えようとしていることが詰まっている」と称賛した。

『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』シーズン3は、毎週月曜日に新エピソードがU-NEXTにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』シーズン3© 2025 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc. 2025年2月17日(月)よりU-NEXTにて独占配信中