
米HBOと英BBCが共同制作するドラマ『インダストリー』のロバート・スピアリング役で知られるハリー・ローティーが、シリーズからの降板について口を開いた。彼が演じたロバートは、破天荒な若手銀行マンとして視聴者を魅了してきたが、どうやらハリー自身も「幸せな結末」を迎えたようだ。
着地地点に満足
ハリーは英The Telegraphのインタビューで降板の決断について語り、それが単なるスケジュール上の問題ではなく、テーマ的な選択でもあったことを明かした。彼は「このキャラクターとして言いたいことをすべて言い終えたと感じています。そして、僕自身も脚本家たちも、ロバートをどこに着地させるかについては満足しているんです」と述べた。
Harry Lawtey Opens Up About 'Industry' Departure: "I've Said Everything I Had to Say" https://t.co/V1aio1cyno
— Deadline (@DEADLINE) March 16, 2025
驚くべきことに、ハリーは『インダストリー』を一度も観ていないという。「観る必要はないんです。僕のための作品じゃないから」と明かしたが、最終シーンでの演出については強い共感を覚えたようだ。「僕の最後のセリフの後に、台本にはこう書かれていたんです。“ロバート——変貌を遂げた”ってね。それがすごくしっくりきました。今はすごく良い意味で解放された気分です。次の章へ進む準備ができました」と語った。
元投資銀行員のミッキー・ダウンとコンラッド・ケイが脚本を手がける『インダストリー』は、ロンドンの投資銀行で働く20代の若手たちが、大きなプレッシャーの中で生き抜く姿を描いた作品。シーズン3のフィナーレでは、ハリー演じるロバートが元恋人のヤスミン(マリサ・アベラ)との関係に終止符を打ち、シリコンバレーのベンチャーキャピタル業界で再び輝きを取り戻す姿が描かれた。
ハリーの降板理由については、スケジュールの問題も関係している。直近『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』に出演した彼は、次回作としてラッセル・クロウと共演する冷戦スリラー『Billion Dollar Spy(原題)』の撮影を控えており、『インダストリー』シーズン4の撮影開始と重なってしまうのだ。
シーズン4には新キャストとして、キーナン・シプカ(『サブリナ:ダーク・アドベンチャー』)、ジャック・ファーシング(『アガサ・クリスティー ABC殺人事』)、トヒーブ・ジモ(『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』)、エイミー・ジェームズ=ケリー(『血と愛と王位』)らが参加することが決定している。
ハリーが、ナイーブでありながらも自信過剰な金融マンとして、激しいストレスの中で薬物や複雑な人間関係に溺れる姿を演じきった『インダストリー』シーズン1〜3は、U-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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