『グッド・プレイス』キャスト、「セックスシーンNG」の理由をデヴィッド・テナントに明かす

『グッド・プレイス』『シー・ハルク:ザ・アトーニー』で知られるジャミーラ・ジャミルが、自身の出演契約には「セックスシーン禁止」のルールがあることを明かした。過去にはポルノ業界でのキャリアを考えたこともあったという彼女だが、現在は映画やドラマでのセックスシーンに違和感を抱いている。

 

ポルノ業界でのキャリアを考えたことも

『グッド・オーメンズ』『ドクター・フー』のデヴィッド・テナントがホストを務めるポッドキャスト番組『David Tennant Does a Podcast With…(原題)』に出演したジャミーラは、セックスシーンについて率直な意見を述べた。「私はどんな役でも演じられる。シンクホールに落ちるふりだってできるし、殺人者の役も演じられる。でも、セックスシーンだけはできない」

彼女は、映画やドラマのセックスシーンについて、「リアルな生活を反映していない」と指摘する。一方で、ポルノはむしろ「ドキュメンタリーのようなもの」と述べ、セックスシーンが不自然に感じる理由を説明した。また、「私はクラシックな映画のように、波が打ち寄せるシーンやシャンパンのコルクが飛ぶ演出が好きだった。あれで十分だったと思う。今はあまりにも直接的すぎるし、不必要に感じる」と語った。

ジャミーラは、映画やドラマのセックスシーンを観ること自体に抵抗があるという。「電車でカップルがキスをしているのをじっと見つめるような感覚になる」と例え、「プライバシーに踏み込んでいるような気がしてしまう」と話した。そのため、彼女自身がそういったシーンを演じることは「絶対にない」と断言している。

この方針により、ジャミーラは過去に2つのプロジェクトから降板したこともあった。彼女は「他の俳優と身体的に親密なシーンを求められたが、どうしても無理だった。真剣に演じることができないし、ただただ奇妙に感じた」と振り返る。

ジャミーラはかつてポルノ業界でのキャリアを考えたこともあったという。しかし、デヴィッドが「あなたはポルノには向かない」と指摘すると、彼女は「でも、ポルノにはあらゆるニッチなジャンルがあるから」と返した。ただし、最終的にポルノ業界に進まなかった理由について、「上半身の筋力がないから」と冗談交じりに語り、「太ももの筋力もないし、ヒップもない」と付け加えた。

また、彼女は過去のポッドキャスト番組『Podcrushed(原題)』でも同様の理由で役を辞退したことを明かしている。Netflixの人気ドラマ『YOU -君がすべて-』シーズン4のオーディションを受ける予定だったが、セックスシーンがあることを理由に辞退したという。「私はセクシーなシーンが苦手すぎて、オーディションすら受けられなかった」と語っている。

『グッド・プレイス』はNetlixで、『シー・ハルク:ザ・アトーニー』はDisney+にて配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:ジャミーラ・ジャミルInstagram公式(@jameelajamil)