『ザ・シンプソンズ』AIの可能性に直面、36年声優を務めるハンク・アザリアが複雑な思いを語る
2月12日(水)よりディズニープラスの「スター」で独占配信開始 © 2025 20th Television. All rights reserved.

近年、AI技術が様々な業界に導入され、業務の生産性向上のために活用されているが、それによって人の仕事が奪われるという懸念も生まれている。それはエンタメ界も例外ではない。1989年の放送開始以来36年にわたって世界中で親しまれているアメリカのご長寿アニメ『ザ・シンプソンズ』で声優を務めるハンク・アザリアは、声優の仕事がAIに代われる未来がくることを憂慮しているという。

 

AIが声優の声を学習する可能性

今のところ、『ザ・シンプソンズ』が今後の制作に人工知能を活用するという計画はないが、技術の進歩によりその可能性はゼロとは言えないだろう。このほど米New York Timesのインタビューに答えたハンクは、AIが自身の声を学習する可能性について複雑な気持ちを抱いているとしつつも、AIが俳優の演技を完全に再現することはできないだろうという考えを述べた。

『ザ・シンプソンズ』の制作にAIが活用される可能性

「人工知能が、私が『ザ・シンプソンズ』のキャラクターのために約40年にわたって作り上げた100以上の声を再現できるようになる日も近いと思います」とハンク。「そう考えると悲しくなります。言うまでもなく、私の、あるいは他の誰であっても、声や特徴を盗むのは明らかに間違っているように思います」

ハンクは、声以外にも声優が演じるにあたり大切な要素があると語る。それが即興だ。「『シンプソンズ』では即興をやっています。セリフをいじると、間ができたり、自然なやりとりが生まれます。単にセリフを1行ずつ読み上げているわけではないのです。コンピューターがそのリズムを真似できるとは思えません」

AIは声優の仕事を奪うのか?

ハンクは「AIが生成した声には、何かが欠けていると感じさせるズレがあります」としつつも、AIに対して自身が抱える不安を素直に打ち明けた。「正直に言うと、心配です。これは私の仕事です。大好きな仕事だから、辞めたくないのです。ハリウッドでは、人間の顔を完全に再現する技術は、5年先だと言われています。いずれは、それに相当する声の再現技術も出てくるだろうと恐れています」

AI技術を活用することについて、ハンクはすでにこの世を去った俳優の演技がAIによって再現される可能性には期待を寄せているという。それでも、人間が表現する心や魂をAIが完全再現することは難しく、俳優・声優の仕事を完全にAIに置き換えることはできないだろうという考えを述べている。

『ザ・シンプソンズ』シーズン36は本日より、Disney+(ディズニープラス)の「スター」で独占配信スタート。(海外ドラマNAVI)

参考元:ComicBook.com

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