『ニュー・アムステルダム』ライアン・エッゴールド、『LAW & ORDER』出演で新境地を開拓

『LAW & ORDER　ロー＆オーダー』シーズン24の第3話にゲスト出演を果たしたライアン・エッゴールド。ライアンといえば『ニュー・アムステルダム　医師たちのカルテ』のマックス・グッドウィンで記憶しているファンも多いに違いないが、『LAW & ORDER』で演じた役はまったく異なるもので、悪役とはいかないまでも複雑で影のある姿に意表を突かれた視聴者も多かった。

ライアン・エッゴールド、『アレックス・クロス』のシリアルキラー役を語る「これほど冷徹な役は初めて」

クライム・スリラー『アレックス・クロス ～狙われた刑事～』にシリアルキラー役で出演中のライアン・エッゴールド（『ブラックリスト』『ニュー・アムステルダム　医師たちのカルテ』『新ビバリーヒルズ青春白書』）が役作りについて語った。 これほどサイコパスで冷徹な役は初めて 本作は、ジェイムズ・パタースンの...

印象をがらりと変えた

『ニュー・アムステルダム』が打ち切られた後『アレックス・クロス ～狙われた刑事～』などに出演しても払しょくできなかった患者思いで献身的かつ情熱的な医師マックス・グッドウィンの印象をがらりと変えたのが『LAW & ORDER』で演じたトラブルメーカーのマット。リード・スコット演じる刑事ヴィンス・ライリーの弟でどうしても犯罪行為から足を洗えない人物だ。逮捕されてもなお、弁解を続け自分の問題をまったく理解していない利己的で不誠実なキャラクターは、他者を助けるために全力を尽くし、腐敗した医療制度と戦うグッドウィンとはまったく共通点のないもの。

しかしマットのような役に挑戦することは、彼自身のキャリアにとって必要なものだったといえる。『ニュー・アムステルダム』で5年間マックスを演じたことですっかりヒーロー的な印象がついたライアンだが、正統派の主人公キャラの印象を打破しない限り、俳優として様々な役に挑戦する機会を失ってしまうことになる。かつては『新ビバリーヒルズ青春白書』や『ブラックリスト』などで様々な魅力を発揮していたライアンが、もう一度役者としての多才さを証明するために『LAW & ORDER』で演じたマットのような役が重要だったのだ。

ヒーロー的な役だけでなくヴィラン的な役もこなせることを見せつけたライアン。しかもロングランヒットを記録する『LAW & ORDER』でその機会を得たことで、より多くの視聴者が彼の可能性を改めて目にすることになった。イメージの払拭に成功し、新たな扉を開くことになったライアンが、今後どのような表情を見せてくれるのか楽しみだ。

『ニュー・アムステルダム　医師たちのカルテ』全5シーズンは、U-NEXTにて配信中。Huluではシーズン1〜4が配信中。（海外ドラマNAVI）