『クリミナル・マインド』マンディ・パティンキン、新作医療ドラマに出演した理由を明かす
Peopleより

『クリミナル・マインド 行動分析課』や『HOMELAND』でおなじみのマンディ・パティンキンが、米NBCの新作医療ドラマ『Brilliant Minds(原題)』にゲスト出演した理由について語っている。

(※これ以降は、『Brilliant Minds』シーズン1第12話のネタバレが含まれます)

 

『Brilliant Minds』にゲスト出演したマンディ・パティンキン

『Brilliant Minds』は、2015年にこの世を去るまで、革命的な人生を歩んできた神経学者オリバー・サックスをモデルに、ザッカリー・クイント(『HEROES/ヒーローズ』)演じるドクター・ウルフとインターンたちから成るチームが、自らのメンタルヘルスや人間関係と格闘しながら、型破りな方法で患者の病気を解決していく姿を描く。

シーズン1第12話「The Doctor Whose World Collapsed(原題)」では、生涯精神疾患に苦しみ、20年前に死んだと思っていた自分の父親が実は生きていたと、ウルフが知る衝撃的な展開となる。

米Peopleのインタビューでマンディは、『プリティ・リトル・ライアーズ』などを手がけたクリエイターのマイケル・グラッシから出演依頼の電話を受け、マンディの妻であるキャサリン・グロディと一緒に役について聞いたという。

番組のコンセプトと、ウルフの父親の重要な役割について説明された時のことを回想したマンディは、「妻はじっと私の方を見て、眉は上がったままでした。“注目した方がいいわ。あなたは息子たちと面白い関係を築いているし、興味深いと感じるんじゃないかしら」と言われたと明かしている。

その後、グラッシからパイロット版の脚本を受け取ったマンディは、「美しいパイロット」だと思ったそうだ。当初、マンディはウルフと父親の暗い過去を掘り起こしたくないとグラッシに伝えたが、それは不可能であることを悟り、ウルフの父親の嘘が明らかになるシーンでは、自身の家族との関係を思い起こしたと語っている。

ユダヤ系アメリカ人であるマンディは、2021年に先祖を探す番組『Finding Your Roots』に出演し、先祖の多くがホロコースで亡くなった事実を知ることとなった。マンディは、家族からホロコースで亡くなった先祖はいないと聞かされていたため、その衝撃はさらに大きかったとのこと。

最初マンディは、その事実を隠していた家族に憤りを感じたが、彼らが自分を傷つけないために嘘をついていたと気づき、「彼らは多くの理由でそうしたのです。私たちを守るため、自分たちにそう思い込ませるためなどです」と語っている。また、ガンを宣告された父親に、医師らとともに肝炎だと嘘を伝えたことも回想し、ウルフと父親の関係に自身の体験を投影させたようだ。

『Brilliant Minds』は、米NBCで1月6日(月)にシーズン1の最終回が放送されたばかりだ。日本での放送・配信は未定。マンディの日本で見られる最新出演ドラマ『DEATH & DETAIL 事実は語る』はDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:People