2016年に配信開始されるや否や社会現象となるほどのヒットを飛ばしたNetflixのSFドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』。そのファイナルシーズンの撮影が終了し、キャストたちが写真とともに思い出を振り返って涙のコメントを残している。
「みんなと別れる準備はまったくできていません」
最終章となるシーズン5の撮影が12月20日(金)に終了。Netflixは具体的な配信日時は発表していないものの、2025年解禁予定だと伝えた。
撮影終了を受けて、イレブン役のミリー・ボビー・ブラウンをはじめとする主要キャストたちは、それぞれ自身のSNSを更新して心境をシェア。制作が始まった2015年11月当時に11歳だったミリーは、撮影現場で最後にお別れのスピーチをしたようだ。数々の画像と一緒に投稿した動画の中で『ストレンジャー・シングス』とともに歩んできた9年間を振り返り、マイクを持ちながら涙ながらに感謝を述べた。「卒業って、先生や同級生から解放されてホッとするものじゃないの? 私の場合は違ったみたい」と話すミリー。「みんなと別れる準備はまったくできていません。みんなのことが大好きだし、この思い出と家族として築き上げた絆を永遠に大切にします。大好きよ。ありがとう」と涙を流した。
ウィル役のノア・シュナップは「2日前にウィル・バイヤーズとしての最後の撮影を終えました。とても感傷的になっています」と投稿。「僕の人生の一つの章を締めくくるにあたり、およそ10年に及ぶ歩みの中で出会った素晴らしい人々と、学んだ人生/仕事についての価値ある教訓に心から感謝しています」と綴り、共演者やスタッフから学んだことを箇条書きにしている。
マイク役のフィン・ウォルフハードは、シーズン1当時の自分たち子役が並んで写った写真を投稿。「『ストレンジャー・シングス』シーズン5の撮影を終えたばかりで、まだショック状態です。1年かけて(最終章の)撮影をしてきて、仲間やキャラクターのすべてがとてつもなく恋しくなる気がしています。本作について考える時、この最初の写真を思い出すんです。愉快な若者たちが自分たちのかっこいいと思うものを作っているけれど、その先に何が待ち受けているかは想像もしていない。僕たちはこの時と同じままだと感じるし、今日までその一員でいることができて恵まれていると思います。僕と同じように視聴者のみんなもこのファイナルシーズンを気に入ってくれたらいいな。来年会おう」
シーズン2から加わったマックス役のセイディー・シンクは、「この作品やキャラクター、関わっているすべての人が今の私を作り上げてくれました。おかげでこれ以上ないくらいに最高な子ども時代を送れて、親友もできました。別れを告げるのはつらいけれど、ここで得た思い出と愛は一生もの」と述べた。
なお、撮影終了の報告に合わせて、撮影現場で撮られたオフショットの数々も公開された。ジョイス役のウィノナ・ライダーとともにノアとフィンがソファに座り、彼らの上にルーカス役のケイレブ・マクロクリンが横たわって笑顔を浮かべている写真や、ダスティン役のゲイテン・マタラッツォと製作総指揮のショーン・レヴィの2ショット、ナンシー役のナタリア・ダイアーとジョナサン役のチャーリー・ヒートン、スティーブ役のジョー・キーリーの3人が車の側で談笑を楽しむ一枚など。どれも笑顔が絶えない現場だったことが分かるものばかりで、チームの結束力の強さがうかがえる。
THAT'S A WRAP ON STRANGER THINGS. See you in 2025. pic.twitter.com/DWkIwMMOJ3
— Netflix (@netflix) December 20, 2024
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン1~4はNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)