シーズン4までが配信中のNetflixヒットシリーズ『エミリー、パリへ行く』。本作でシーズン1からガブリエル役として登場するリュカ・ブラヴォーが、更新済みのシーズン5への出演をためらっていることを明かした。
リュカ・ブラヴォー、自分の一部だと思えなくなった
仕事のためにシカゴからパリへ越してきたアメリカ人のエミリー(リリー・コリンズ)が、アメリカとフランスの文化の違いに悩みながらも成長し、恋愛や友情を楽しむ姿を描く本作。シーズン5では「古いパターンと新しい複雑さがぶつかり合う中、エミリーは新しい恋の可能性…そして新しい街に惹かれていくのを感じる」という内容になるそうだ。
イギリス人のアルフィーとフランス人のガブリエルという二人の男性で揺れ動くエミリーだったが、ガブリエルを演じるリュカはもうこの役を演じることを楽しいと思えなくなったと告白。
「シーズン1での“セクシーなシェフ”は、僕の一部のような存在だったけど、彼の選択や方向性の違いによって、シーズンが進むにつれてそうではなくなっていった。今、これほどまでに離れたことはなかった」
シリーズ初期は自分自身が多く反映されていたが、“周囲のことが目に入らないようなキャラクター”に仕上げられてしまったと感じているそう。そのため、“常に被害者意識を持っている”ような人物になってしまい、ガブリエルという人間がみんなに操られていることから、ドラマの撮影そのものが面白くなくなってしまったと続けている。
ガブリエルの契約はシーズン4までだった
そんな思いを持ったリュカは、なんとか少しでも変化を持たせようと試みたそうだが、「脚本の制約の中でできることは限られている」と語り、「シーズンを通してニュアンスを加えようと努力してきたけど、セットでは自由があまりない。セリフや感情を変えることはできない。彼らが望むものは明確で、それに従わなければならないから」と付け加えた。
「シーズン5に戻るかどうかは考えさせられる。僕の契約はシーズン4までだったから」
それでも、希望は捨てていないとコメント。「ガブリエルがまた楽しくて、いたずらっぽく、生き生きとしたキャラクターに戻るかどうかを見たい。3シーズンもメランコリックで悲しみ、落ち込み、迷子のようなキャラクターを演じ続けるのは、もう楽しくないからね。本作はコメディで、周りのみんなは楽しそうにしていて、跳ね回っているのに、僕だけがゆっくりと何かに沈んでいるような気がするんだ」
本作でのブレイクを“自分にとってのスタート”だったと表現するリュカ。「ドラマは大好きだよ。作品も、キャストもスタッフも大好きだ。こんなことを言うと恩知らずに思われるかもしれないけど、大好きだからこそ、最高の形にしたいんだ。本音を言えば、自分のキャラクターの方向性に不満を感じてきたけど、どうなるか見ていこう。作品はまだ終わっていないからね」
リュカがシーズン5への契約更新となるか、そして新シーズンに戻ってくるかどうか、引き続き追っていきたい。
Netflixシリーズ『エミリー、パリへ行く』シーズン1~4は独占配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixシリーズ『エミリー、パリへ行く』シーズン1~4は独占配信中。