来たる11月5日は、4年に一度のアメリカ大統領選挙。第60回目となる今年の候補者は、現副大統領カマラ・ハリス(民主党)と前大統領ドナルド・トランプ(共和党)の二人。
アメリカの未来を左右する新たなリーダーの誕生目前! 今回は、アメリカの政界を舞台にしたおすすめ政治ドラマを紹介する。
目次
アメリカを舞台したおすすめ政治ドラマ
『ハウス・オブ・カード 野望の階段』
米政界の頂点を目指す下院議員フランク・アンダーウッド(ケヴィン・スペイシー)の飽くなき闘いが綴られるNetflixの大ヒットシリーズ。
シーズン5では米大統領選挙本選が詳しく描かれており、特に投票率の伸び悩みで劣勢となったフランクが2州での投票を停止させるシーンは、2020年にバイデン陣営の不正を主張し、集計の一時停止などを求めて法廷闘争に持ち込んだトランプ陣営を予見したかのようなプロットになっている。
『ハウス・オブ・カード 野望の階段』全6シーズンは、Netflixにて配信中。
『Veep/ヴィープ』
アメリカ合衆国副大統領のセリーナ・マイヤーが、多くの利権が絡む政治の世界でクセの強いスタッフ達とともに奔走するてんやわんやの日々を描いたホワイトハウス・コメディ。
同シリーズで描かれる内容が現実と似ていることで大きな注目を集めており、今年7月に現大統領ジョー・バイデンが再選に向けた選挙キャンペーンから撤退すると表明し、ハリス副大統領が民主党の大統領候補に正式に指名される際には、本シリーズの視聴時間が353%も急増し話題になった。
『Veep/ヴィープ』全7シーズンは、U-NEXTにて配信中。
『フェロー・トラベラーズ』
政治的謀略が入り乱れる米ソ冷戦期のワシントンを舞台に、退役軍人でカリスマ的な存在感を放つ国務省職員のホーク(マット・ボマー)と若き議会職員ティム(ジョナサン・ベイリー)の40年にわたる壮大なラブストーリーが描かれる。
1950年代アイゼンハワー大統領就任、上院議員マッカーシーによる赤狩りと同性愛者狩り、1960年代のベトナム戦争反対運動や1970年代のドラッグが蔓延するディスコ快楽主義、1980年代のエイズ危機などアメリカの史実がベースに描かれる。
ほかにもハーヴェイ・ミルク暗殺事件、ホワイト・ナイトの暴動、ローゼンバーグ事件、FBIのジョン・エドガー・フーヴァー長官、ロバート・ケネディなど実際の事件や人物も登場。
『フェロー・トラベラーズ』は、Paramount+にて配信中。
『ザ・ホワイトハウス』
ホワイトハウスの西棟を舞台に、大統領とその側近たちがアメリカ内外の様々な問題に対処していく姿を描く。大統領を支える首席補佐官などの裏方スタッフたちの人間模様を描き、エミー賞の最優秀作品賞を4年連続で受賞。
製作総指揮/脚本のアーロン・ソーキンが民主党を支持するリベラル派であることから、本作はクリントン時代の政治情勢を多く反映しており、クリントン政権のスピーチライターを務めたジョージ・ステファノポロスが番組アドバイザーとして参加している。
『ザ・ホワイトハウス』全7シーズンは、U-NEXTにて配信中。
『マダム・セクレタリー』
元CIAのエリート分析官で、現在はバージニア大学の教授として働くエリザベス・マッコード。ある日突然、CIA時代の元上司でもあるダルトン大統領から米国国務長官(セクレタリー・オブ・ステート)に指名され、"マダム・セクレタリー"として働くことに。省内スタッフの政治的な駆け引きや、任務上の慣習などに悩まされながらも、持ち前の正義感と強い信念で、様々な外交問題を解決していく。
2018年のAP通信とのインタビューでビル・クリントン元米大統領は、「『マダム・セクレタリー』は、テレビで最も現実的な政治ドラマだ」とコメントしているほど、同シリーズではリアルな政界が描かれている。
『マダム・セクレタリー』全6シーズンは、U-NEXTにて配信中。
(海外ドラマNAVI)
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Photo:『ハウス・オブ・カード 野望の階段』© David Giesbrecht/Netflix