ニューヨークに蔓延する性犯罪を追うクライム・サスペンスドラマ『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』でシーズン2よりオダフィン・“フィン”・チュツォーラを演じているアイス・Tが、ファンから寄せられた批判に対してラッパーらしいトーンで反論している。
Fワード連発しつつバッサリ
『~性犯罪特捜班』は、自身も性犯罪の犠牲者である女刑事オリビア・ベンソン(マリスカ・ハージティ)率いる捜査チームが、ニューヨークで頻発する衝撃的な性犯罪を捜査する姿をリアルかつセンセーショナルに描き、病める現代社会の闇を鋭くえぐり出す一話完結のシリーズ。
現在、本シリーズはシーズン26の撮影中で、その進捗状況をアイス・TがX(旧Twitter)に投稿したところ、番組のファンでNicole Tという人物から、「『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』はもう正常な状態に戻ったかな? 最近、“woke”になり始めていたから」というコメントが寄せられた。
Seems like everyone is at the OLYMPICS…. I’m at Work. SVU on location. Season26 @WolfEnt pic.twitter.com/t4ZLyE8G3V
— ICE T (@FINALLEVEL) August 1, 2024
“woke”は、動詞「awake(目覚める、悟る)」という単語の過去形だが、このコメントではスラングとして使われている。“woke”には、偏見や人種差別、性差別などのソーシャル・アウェアネス(社会で起きていることに対する認識)を忘れず、社会問題に対して認識や理解を深めようとの意味があるのだ。
『~性犯罪特捜班』がシーズン1より、女性に対する性犯罪や暴力、性差別を取り上げて問題提起していたことを考えると、「番組がwokeになり始めた」との指摘はそぐわないように思える。
What the F is Woke? lol Like I give a Fuck. https://t.co/qVHbgWnhxD
— ICE T (@FINALLEVEL) August 27, 2024
Nicole Tの批判に、アイス・Tは「Wokeって一体何だよ? 笑っちまうね。クソどうでもいい」と、Fワード連発のラッパー口調で切り返している。Nicole Tはさらにほかのファンが書き込んだコメントに対しても、「番組を最初から視聴しているけど、方向性が変わった」と主張し、「番組がDEIやボディ・シェイミングを過度に強調している」とも付け加えていた。
“DEI”とはダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(Diversity, Equity, and Inclusion)の短縮形で、社会や組織における多様性や公平性、包括性を促進するための理念や取り組みのこと。“ボディ・シェイミング”とは、他人の体型や容姿を批判したり侮辱したりすることだ。どうやらNicole Tは、『~性犯罪特捜班』が現代社会にはびこる問題を提起し続けるスタンスが気に入らないようだ。
25年も続いていれば、番組が時代に合わせて変化していくのは当然ではないだろうか。これまでも女性に対する性犯罪と暴力をテーマにしてきた『~性犯罪特捜班』は、これからもその使命を堅持しつつ、新たな社会問題や変化する価値観にも対応していくに違いない。
『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』シーズン1~24はHuluにて配信中。シーズン25は、Dlife(ディーライフ)にて9月4日(水)より日本初放送となる。(海外ドラマNAVI)
Ice-T doesn't know — and certainly doesn't care — whether 'Law & Order: SVU' has gone 'woke': 'Lol like I give a f‑‑‑.' https://t.co/FWmaKJ0jLM
— Entertainment Weekly (@EW) August 28, 2024
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