『フレンズ』『エレメンタリー』『CSI』…声優の田中敦子が死去

声優としてアニメやゲーム、海外ドラマ、洋画で長年活躍してきた田中敦子が8月20日(火)、61歳で亡くなった。訃報を伝えた家族によれば、1年ほど前から闘病していたという(病名は非公開)。

フィービー、ジョーン、リリーに命を吹き込む

洋画の吹替では、ニコール・キッドマン、グウィネス・パルトロー、シャーリーズ・セロン、ジュリア・ロバーツ、ケイト・ベッキンセール、モニカ・ベルッチ、レイチェル・ワイズといった人気女優たちを担当。

そして海外ドラマでは、『フレンズ』のフィービー・ブッフェや『コールドケース』のリリー・ラッシュ、『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』のジョーン・ワトソン、『24 -TWENTY FOUR-』のオードリー・レインズ、『CSI:科学捜査班』のジュリー・フィンレイ、『スパルタカス』のルクレティア、『ビッグ・リトル・ライズ』のセレステ・ライト、『ダーク・マテリアルズ』のコールター夫人、『THE LAST OF US』のテス、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のレイニス・ヴェラリオンといったキャラクターに声を当てた。海外ドラマNAVIでもそうした作品の取材でたびたび話を聞かせてもらっていた。

明るく正義感が強く、ユーモアのセンスも交えた口調で、主役をはじめとした多くの魅力的なキャラクターに命を吹き込んでくれた彼女の冥福を祈りたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:2019年、『フレンズ』取材時の田中敦子(安達忍、深見梨加、水島裕とともに)