西島秀俊のハリウッド進出作となるApple TV+のミステリードラマ『サニー』。本作でロボットの“サニー”に声を当てたハワイ出身の日系人女優ジョアンナ・ソトムラ(『バリー』)が米Character Mediaのインタビューに応じ、オーディション秘話を語った。
出演したいと思った理由
はじめにこのプロジェクトに興味を持ったきっかけについて聞かれると、ジョアンナは「最初はラシダ・ジョーンズでした」と主演の名前を上げた。「彼女がこの作品に出演すると聞いて、“彼女と一緒に仕事ができるなんて信じられない”と思いました。それに、京都での撮影もすばらしかったです」とジョアンナ。
続けて、「でも、本当にこのプロジェクトに惹かれたのは、サニーというキャラクターでした。彼女はすばらしく、やさしく、層があり、今まで見たことのないようなクールなAIだと思いました。脚本も魅力的で、手放すことができなくて、実際に役を得て彼女を演じることができたことは、今でも信じられない気持ちです」とサニーへの強い想いも語った。
オーディションの最初は、自宅のクローゼットで録音した音声を送ったという。台本は一部しか手元になかったが、「なんて楽しいシーンなんだろう!と、これはクールなドラマになるし、誰が受かっても幸運を祈る」と思ったとジョアンナ。その後、製作総指揮のルーシー・シャーニアク&ケイティ・ロビンズとのオーディションを受け、ラシダとケミストリー・リーディング(相性を見るための読み合わせ)も行ったという。
彼女は「ステップを重ねるごとに、“あぁ、日本に引っ越せたら楽しいだろうな”から“あぁ、日本に行くかもしれない”、“わたし本当に日本に行くの?”と考え方が変わっていったんです」と当時の心境を振り返る。
「最終オーディションを受けたのは、おそらく(オーディション開始から)5週間後くらいでしたが、そこには今まで見たことないような、全く新しい側面の、異なるエネルギーのサニーがいました。そして、“オーディションではできることをやったんだから、もしわたしが必要とされないならそれでいい”と、そう思いました。でも、それから1、2週間後には日本に引っ越していました」
『サニー』は、AppleTV+にて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:Apple TV+画像支給『サニー』