『メンタリスト』サイモン・ベイカーの新プロジェクトが明らかに!

『THE MENTALIST メンタリスト』主人公パトリック・ジェーン役でお馴染みサイモン・ベイカーの新プロジェクトが明らかになった。

 

新作ドラマで主演&監督を兼任!

Deadlineによると、サイモンの新プロジェクトは、ニュージーランドのベストセラー作家エミリー・パーキンスの小説「Lioness(原題)」のドラマ化であることが分かった。同作は2024年に、ニュージーランドのメジャーな文学賞オッカム・ニュージーランド・ブック・アワードのフィクション部門で最優秀賞であるジャン・メドリコット・エーコン賞を受賞した話題作。

本作「Lioness」は、特権階級の裕福な家庭とその崩壊を描いた心理スリラー。裕福な年上の男性と結婚し、成功したキャリアを築いたが、詐欺の捜査によって忠誠心や評判が脅かされている女性、テレーズ・ソーンを描く。彼女は、愛と共犯について中年期の清算に直面する一方、魅力的でワイルド、しかしリスキーな隣人クレアに惹かれていく。

今年、Netflixの『少年は世界をのみこむ』で『メンタリスト』以来となるドラマシリーズの主演を果たしたサイモン。本作では、主演と全エピソードの監督を務める。また、『ビッグ・リトル・ライズ』『フレイザー家の秘密』『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』などで知られるプロデューサー、ブルーナ・パパンドレアと彼女の製作会社Made Up Stories、そしてオーストラリアのエージェント兼プロデューサーであるリー=アン・ヒギンズらとともに製作総指揮も担当。

Made Up Storiesとヒギンズは共同声明で次のように述べている。「私たちはエミリーの本を初めて読んだとき、これは私たちのための作品であるとすぐに思いました。私たちは、エミリーとサイモンという真に独創的なクリエーターと協力して、この夢中にさせる本を映像化することが楽しみです」

サイモンはこの本について、「現代における願望と本物のアイデンティティの二面を、美しく、ウィットに富み、冷徹なまでに正直に見つめた作品。エミリー・パーキンスは人間の複雑さを真に理解し、非常に豊かで魅力的なキャラクターを書き上げた」と評している。

サイモンの最近の出演作は、『少年は世界をのみこむ』のほかに、ニコール・キッドマンと共演したApple TV+のアンソロジーシリーズ『Roar』、アイヴァン・セン監督の映画『Limbo(原題)』など。今後は、ジェイコブ・エロルディ主演でソニー・ピクチャーズ・テレビジョンが制作するプライム・ビデオのミニシリーズ『The Narrow Road to the Deep North(原題)』や、カズオ・イシグロの小説「クララとお日さま」をタイカ・ワイティティが映画化する『Klara and the Sun(原題)』への出演が決まっている。

(海外ドラマNAVI)

Photo:©NYJD