『ドクター・フー』とあるエピソードが配信サービスから削除…

イギリスで国民的な人気を誇る長寿SFドラマ『ドクター・フー』の某エピソードが、出演者の不適切な行為を受け、英BBCの配信サービスiPlayerから一時的に削除されたことが明らかとなった。

エピソード削除の理由とは

米Deadlineによると、iPlayerから削除されたのは、10代目ドクターのデヴィッド・テナントが主演するシーズン2第11話「危険なお絵描き」。このエピソードには、猥褻な児童の画像に関する罪を認めたBBCのニュースキャスター、ヒュー・エドワーズが姿を見せている。

そのシーンでは、虐待的だった亡き父親の悪魔バージョンに脅かされる少女クロエ・ウェバーがスポーツ・スタジアムで全員を消し去り、そこにエドワーズが登場。「ここで何が起こっているんだ? 群衆が目の前で消えた」と、動揺する展開となる。現在、BBCは問題のシーンからエドワーズを削除して吹き替えを行っており、編集が済み次第、iPlayerに戻す予定だという。

さらにBBCは、エドワーズがゲスト審査員として出演した料理コンペティション番組「Great British Menu(原題)」のエピソードも削除したようで、現在シーズン17第28話はiPlayerで視聴できない。

ドラマシリーズやTV番組ならば削除や編集は比較的容易だが、ニュースキャスターとしてエリザベス女王の崩御など、歴史的な出来事を伝えてきたエドワーズの映像を全て削除することは話が別だ。その点についてBBCの広報担当者は、「アーカイブのアクセスについて積極的に検討していますが、歴史的な記録という問題からして、BBCのアーカイブから定期的にコンテンツを削除することはありません。ケースバイケースで、素材の継続的な使用と再利用を検討しています」とコメントしている。

なお、米Maxでは問題のエピソードは配信中で、日本でもHuluやAmazon Prime Videoで視聴が可能だ。(海外ドラマNAVI)

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Photo:© BBC 2018