常夏のハワイを舞台にした犯罪捜査ドラマ『NCIS:ハワイ』がシーズン3をもって打ち切られた件について、共同クリエイターが初めて口を開き、キャンセル前にシーズン4の構想が存在していたのかといった質問に答えている。
シーズン4で実現したかったことは?
本シリーズは、『NCIS』フランチャイズで初となる女性チームリーダー、ジェーン・テナントを主人公に描いた作品だ。
米TV Lineのインタビューに、共同クリエイターを務めたジャン・ナッシュとクリストファー・シルバー、マット・ボサックが応じ、「3シーズンで達成したことで、最も誇りに思うことは何ですか?」との質問に回答している。
「当初の目標は達成できました。力強い女性を主人公に、ハワイと世界の多様性を反映したキャストで番組を製作できましたからね。海軍の犯罪に関する興味深いストーリーを伝える一方で、人々がベストを尽くし、その成果が評価される職場を維持できました。それは、私たちにとって大きな誇りです」と述べた。
シーズン3は、2023年に起きたハリウッドの二重ストライキの影響で全10話となったため、短いシーズン3では描けなかったが、シーズン4で実現したかったことはあったのだろうか? その問いにクリエイター陣は、「私たちはキャラクターのレパートリーが大好きで、出来る限り使い続けたいと思っていました。テナントの母親とアーニーの元妻について話合ってはいましたが、クリフハンガーの続きの他は、リストに“必須”のものはありませんでした。素晴らしい俳優たちと一緒に良い物語を伝えるという、毎シーズンの目標は同じでしたから」とコメントしている。
シーズン4ついて特に大きなコンセプトは存在していなかったようだが、チームメンバーのルーシーの家族を登場させたり、カイの恋人としてカミール役のペイトン・リストを残したり、捜査官アーニーや検視官カーラの背景を掘り下げたりしたかったとも答えていた。
また、今年4月に番組のキャンセルを知った際、どれほど驚いたかを訊かれた三人は、「もちろん驚きました。もしこうなることを知っていたら、シリーズをクリフハンガーで終わらせることはなかったでしょう。スタジオと放送局が私たちを止めなかったという事実は、彼らもキャンセルを予期していなかったように思います」と反応。CBSの決断に理解を示す一方で、やはり傷ついたとの想いを打ち明けていた。
『NCIS:ハワイ』シーズン1~2はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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