旧20世紀フォックスにて2作が製作された『デッドプール』シリーズが、第3作『デッドプール&ウルヴァリン』でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初合流を果たす。その記念すべき映画では、マーベルドラマ『ロキ』で初登場したTVA(時間変異取締局)が再びフィーチャーされるのだが、一体TVAとはどんな組織なのか、おさらいしてみたいと思う。
(本記事には『ロキ』と『デッドプール&ウルヴァリン』の内容が一部含まれます)
TVAこと時間変異取締局(Time Variance Authority)とは?
『ロキ』では、映画『マイティ・ソー』や『アベンジャーズ』シリーズで人気を博した“悪戯の神”ことロキがTVAに捕えられ、自身の自由になることと引き換えに、神聖軸から分岐したマルチバースを剪定していく任務に挑んだ。
簡単に説明すると神聖軸とは、MCUで『アベンジャーズ』シリーズなどのストーリーが展開されている基本となる時間軸のことで、それ以外のマルチバースは“まがい物”という位置づけになる。
『ロキ』では、TVAに剪定された人々や物体、タイムラインは、虚無(ヴォイド)という領域に飛ばされることが明らかになった。虚無の世界で遺物は朽ち果てるか、エイリオスという巨大なモンスターに呑み込まれてしまうのだ。
『デッドプール&ウルヴァリン』では再びTVAが登場し、エージェントのパラドックス(『メディア王 ~華麗なる一族~』のマシュー・マクファディン)が世界の危機を阻止すべく、デッドプール/ウェイド・ウィルソンをリクルートする展開に。デッドプールは、虚無の世界にマルチバースのヒーローやヴィランが数多く残されていることを知る。
同作はタイトルにあるように、『X-MEN』シリーズ映画『LOGAN/ローガン』で死んだはずのウルヴァリンが姿を見せ、ヒュー・ジャックマンがカムバックしたことでも大きな話題となっている。ウルヴァリンも“剪定”されたバージョンだと見られ、『デッドプール&ウルヴァリン』には、過去シリーズ2作に登場したキャラクター多数が復帰。
デッドプールの恋人ヴァネッサ役のモリーナ・バッカリン(『HOMELAND』)、ブラインド・アル役のレスリー・アガムズ(『Empire 成功の代償』)、ユキオ役の忽那汐里(『インベージョン』)、ドーピンダー役のカラン・ソーニ(『いつかはマイ・ベイビー』)らが続投する。
『デッドプール&ウルヴァリン』は日本公開中。『ロキ』シーズン1~2はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
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