米HBOの大ヒットシリーズ『ユーフォリア／EUPHORIA』は、ドラッグ、セックス、バイオレンス…Z世代の姿を過激かつスタイリッシュに描き、アメリカで一大センセーションを巻き起こした衝撃作。主演を務めるゼンデイヤとクリエイター、サム・レヴィンソンの関係が悪化していると報じられている。
二人の関係は修復できなかった？
『ユーフォリア』シーズン2は、2022年2月に放送が終了。シーズン3の撮影は、2023年のストライキの影響で一時的に延期されていたが、ストライキ終了後も延期され続け、現状では2025年1月に撮影が開始される予定となっている。
本作で製作総指揮も務めるゼンデイヤは、『ユーフォリア』シーズン3の撮影を開始する準備ができていたにもかかわらず、レヴィンソンが物議を醸した作品『THE IDOL／ジ・アイドル』を優先させたため、同シリーズに遅れてが出ていることに不満を抱き、HBO幹部のケイシー・ブロイズとフランチェスカ・オルシとミーティングの場を持ったという。
そこで、『ユーフォリア』にかける時間が必要なのに、なぜ同局は『The Idol』にレヴィンソンの自由裁量を許しているのかと尋ねたと言われている。そして、HBOのドラマチーフであるオルシは、レヴィンソンが全面的に手直しした『The Idol』の制作が優先されたと述べた。
さらに打ち合わせを重ねるごとに、より多くの問題が明らかになったという。ブロイズとオルシは、ゼンデイヤとレヴィンソンの間に生じた傷を修復できなかった。特にゼンデイヤがHBO幹部に対し、レヴィンソンの妻アシュリー・レヴィンソンがシーズン3の単独エグゼクティブ・プロデューサーにはなることは許されないと語った後ではなおさら溝は深まるばかりだったようだ。
最初の2シーズンでレヴィンソンとゼンデイヤは「とても仲が良かった」にもかかわらず、彼らはシーズン3のストーリー展開をめぐっても対立していたとされている。
レヴィンソンが最初に書いた脚本には、ゼンデイヤのキャラクターであるルーが私立探偵として働くという内容が含まれていたが、HBOはこれに拒否反応を示した。ゼンデイヤは代わりに、ルーが代理出産をし、完全にシラフになるという書き直しを提案したようだ。
シーズン3について現在わかっているのは、ストーリーにタイムジャンプがあることのみ。HBOは、ゼンデイヤ、シドニー・スウィーニー、ジェイコブ・エロルディ、ハンター・シェーファーのほか、主要キャスト全員が復帰すると発表している。
『ユーフォリア／EUPHORIA』は、U-NEXTにて配信中。（海外ドラマNAVI）
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