『NCIS』前日譚に期待できることは?ギブスの恩師役キャストが明かす

大ヒットドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』で長年にわたり、チームリーダーを務めたリロイ・ジェスロ・ギブスを主人公に描く前日譚スピンオフ『NCIS:Origins(原題)』で、ギブスの恩師役を演じるキャストが新シリーズに期待できることを語っている。

 

マーク・ハーモンがみんなにアドバイス

1991年を舞台にした前日譚ドラマは、駆け出しのギブスがNCISキャンプ・ペンデルトン支局で特別捜査官としてのキャリアをスタートさせ、本家にも登場したマイク・フランクス率いる強靭なチームの一員となり、成長していく姿が描かれる。

後にギブスの恩師となるフランクスの若かりし時代を演じるカイル・シュミット(『SIX アメリカ海軍特殊部隊』)が、米TV Insiderのインタビューに応じ、まずは『NCIS』フランチャイズへの参加とオリジナルシリーズでギブスを演じたマーク・ハーモンについてコメント。マークからは様々なアドバイスをもらったという。

「この作品に参加できるなんてとても素晴らしい機会だと思う。マーク・ハーモンは、皆の道を切り開いてくれたんだ。彼はメールや電話を通じて、私たち全員に専門知識やアドバイス、助けを貸してくれた。本当に重要な時間だったよ。彼とは友達になって、2~3週間に1回は話をして、生活の話をするんだ。彼が作り上げたキャラクターの若いバージョンを演じることを祝福してもらったことは、とてもクールなことだった」

次に、『Origin』で、フランクスがキャリアのどの時点にいるかについて回答。前日譚シリーズで彼は、NCISで最も有望だと見なされている捜査官を集めたチームを作る機会を得て、彼らを指導していくタイミングなのだという。

「視聴者は彼らと出会って、彼らが成長する姿を目にします。フランクスはギブスを指導する段階にいて、オリジナル版『NCIS』で、ギブスが世界中から愛された理由や、いかに彼が成長を遂げたかが分かるでしょう。そしてマイク・フランクスは、その大きな部分を占めているのです」と語った。

さらに、1990年代が舞台となる番組が、どのような雰囲気になるのかとの質問には、「音楽にワクワクさせられます」と答えている。「僕は1980年代初頭に生まれたから、パール・ジャムやニルヴァーナが好きで、これらのは僕のプレイリストで常連です。音楽に関しては成長していなくて、90年代に留まったままだけど、音楽が素晴らしいですよ」と、音楽に注目してほしいとコメントした。

また、今の時代と比べて男女平等とは程遠かった時代が舞台になるだけに、職場における男女関係の力学を揶揄するのも楽しいとし、「現代のアメリカが忘れ去り、変えようとしてきた1991年の業界で、40歳のマイク・フランクスを目に出来ます」と見どころを説明し、こうも述べている。

「1991年のロサンゼルスでは多くの出来事が起こり、歴史上でも非常に痛ましい時期だったのではないでしょうか。番組では、その全てを驚異的な演出で探求することが出来るし、より若くてよりエッジの効いたキャストが出演することで、その過程でよりキレのある番組になると思います。このテーマを掘り下げる素晴らしいキャストがいて、扉を大きく開けてくれることを期待しているから、心からワクワクしています」

『NCIS:Origins(原題)』は、米CBSにて9月1日(日)に放送開始予定。(海外ドラマNAVI)

 

Photo:カイル・シュミットInstagram(@iamkyleschmid)