『ナース・ジャッキー』続編ドラマ、プラットフォーム変更へ

およそ1年前、米Showtimeで7シーズンにわたって放送された医療ドラマ『ナース・ジャッキー』が同局でリブートされると報じたが、そのプラットフォームが変わることになった。米Varietyが伝えている。

局側の方針が影響?

Showtimeでは近年、『Lの世界』『デクスター』といったかつて同局で人気を博したドラマをリブート。『Weeds ~ママの秘密』もよみがえらせる計画が数年前から進められている。その流れに乗り、型破りなナースのジャッキーが主人公のダークコメディで、本国アメリカで2009年から2015年にかけて放送された『ナース・ジャッキー』の続編ドラマも計画されていたが、この度出た続報によれば、同作のプラットフォームはShowtimeではなくAmazon Prime Videoになるという。

「ハッピーエンドにはしたくない」とショーランナーのクライド・フィリップスが考えたこともあり、本家のフィナーレで、薬物中毒のジャッキーはヘロインを吸い込んだ後に昏睡状態となっていた。番組概要によれば、続編ドラマは本家フィナーレの10年後が舞台となり、看護師資格を剥奪された彼女の今の姿を描く。悪者になる方がより簡単でもっと楽しい世界において、ジャッキーは善人になろうとして新たなジレンマに直面することになるという。

タイトル未定の続編ドラマでジャッキーを引き続き演じるイーディ・ファルコ(『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』)は、製作総指揮も務める予定。スタッフも多くが続投し、リズ・フラハイヴとエイブ・シルヴィアが脚本を執筆、シルヴィアはメガホンも取る。新顔としては、『シックス・フィート・アンダー』のロバート・グリーンブラットが製作総指揮に名を連ねる。

なお、VarietyはAmazonへのプラットフォーム変更はさほど驚きではないとコメント。それというのも、かつては前述した作品のほかにも、『HOMELAND』『シェイムレス 俺たちに恥はない』『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』といった良質なドラマを提供していたShowtimeが現在はほとんどオリジナルシリーズを放送していないからで、これは2023年に同局がParamount+と提携したことも影響していると解説している。

(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety米Entertainment Weekly

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