戦国時代を描き大ヒットしたDisney+のオリジナルシリーズ『SHOGUN 将軍』で監督を務めたジョナサン・ヴァン・タルケンの次回作が決定した。Deadlineなどが報じている。
ベストセラー小説がベースに
2024年のオリジナル作品の中で最もストリーミングされた作品のひとつである『SHOGUN 将軍』では1~2話の監督を担当し、ドラマ版『ブレードランナー』の監督・製作総指揮を務めることも決定しているジョナサン・ヴァン・タルケン。
彼は、新たにアンドリュー・マイケル・ハーリーのデビュー作にしてサンデー・タイムズ紙のベストセラーとなった「The Loney(原題)」のドラマ化企画を指揮することが決定した。
Shogun director Jonathan van Tulleken will lead a TV adaptation of Andrew Michael Hurley‘s debut novel, The Loney https://t.co/vz5gDLHX6j
— Deadline Hollywood (@DEADLINE) May 1, 2024
同作は、「イングランド北西部を旅する2人の兄弟の物語。彼らはある気掛かりな秘密を知ってしまい、人生を永遠に変える一連の恐ろしい出来事に巻き込まれていく」というストーリー。スティーブン・キングらから賞賛を浴び、ブリティッシュ・ブック・アワードのブック・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
この映像化権めぐっては争奪戦が繰り広げられたものの、最終的にニュー・リージェンシー・テレビジョン・インターナショナルが権利を獲得。ヴァン・タルケンは、同社のエド・ルービン(『黄金のアデーレ 名画の帰還』)、ベス・パッティンソン(『追想』)らと共に製作をすることになる。
ヴァン・タルケンは、「「The Loney」を映画化する機会に感激しています。そのダークな魅力、複雑なキャラクター、ねじれた物語は、深く引き込まれ、視覚的に没入できるシリーズの完璧な土台であり、監督にとってこのような作品に携われることは非常に嬉しいことです」とコメント。
ニュー・リージェンシー・テレビジョンの担当者は、「ハーリーの小説は、英国の信憑性に富みながら、普遍的な共感を呼び起こすもので、素晴らしい機会を与えてくれます。ジョナサンの想像力溢れる演出のもと、私たちは忘れられないような、心を揺さぶるようなテレビシリーズを作り上げることを目指します」と語る。
また、原作者のハーリーも以下のようにコメントを寄せた。
「ニュー・リージェンシーとジョナサン・ヴァン・タルケンと仕事ができるのは素晴らしいことです。彼らは小説の純粋なファンであり、私と同じように信仰、家族、フォーク・ホラーに魅了されています。映像化は物語に全く新しい側面を与えてくれます」
ハーリーの原作の映像化は初めてではなく、2023年にはフォーク・ホラー小説「Starve Acre」が、マット・スミス、モーフィッド・クラーク主演で映画されている。
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