米CBSの人気ドラマ『S.W.A.T.』が2度の打ち切りを乗り越えてシーズン8へ更新されたが、その復活についてダニエル・“ホンドー”・ハレルソン役で主演するシェマー・ムーアが、「奇跡だ」と語っている。
夢じゃないかと自分をつねっている
『S.W.A.T.』は、2023年5月にシーズン6をもって終了すると発表されたが、シェマーがSNSで「番組を救ってほしい」とファンに協力を呼びかけたことが功を奏し、シーズン7で幕を閉じることが決定。ところがシーズン7放送中の4月半ば、今シーズンで打ち切られるはずだった番組がシーズン8へ更新され、2度もキャンセルから復活する運びとなった。
米TV Insiderのインタビューに応じたシェマーが、思いがけなく決まったシーズン8への更新について、こう語っている。
「もう、居ても立っても居られなくてワクワクしています。すごく誇り高くて謙虚な気持ちですね。奇跡的だし、夢じゃないかと自分をつねっているぐらいです。仕事だから私情を挟んではいけないけど、何かに熱中したときは少しは感情的になってしまいますよね」と、再度の番組復活に興奮を隠せないようだ。
シェマーによると、更新に向けての動きは事前に察知していたという。正式にシーズン8の製作が決まる前、シェマーはCBSやソニーの幹部と会話の場を持った人々から、「あまり更新は期待できないが、もしかしたら少し希望があるかもしれない」と聞いていたとのこと。4月上旬にシェマーは自分のチームから連絡を受け、「スタジオがシーズン8に興味を持っているから、契約してほしい」との旨を告げられたと明かしている。
「それで僕は独りで腰を下ろして、“重要なのは僕じゃない。大切なのは番組だし、それは間違いない。この戦いに勝ったという実感を持ちながら、自分の人生を生きたい”と考えました」と振り返った。
ファンに感謝も
またシェマーは、番組を救うためにSNSでキャンペーンを展開してくれた、ファンへのメッセージも忘れていない。「すべてのことに意味があるし、最終的にCBSとソニーは（ファンのおかげで）耳を傾けてくれました。それはファン層の厚さを物語っているし、単に番組が生き残っただけじゃなくて、今も僕たちが成長していることを心から感じさせてくれる証しでもあるんです」と述べ、ファンに感謝の意を伝えている。
最後にシェマーは、シーズン8で終了しようと、シーズン9や10へ更新されようとも永遠に続くものはないことを理解しているとし、シーズン8が最後なら盛大なパーティーを開いて盛り上がり、次の章を考えたいとの言葉で締めくくった。
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