真田広之を主役に迎え、ジェームズ・クラベルの小説をドラマ化した壮大な戦国ドラマ『SHOGUN 将軍』のキャストが、第9話「紅天」で迎えた衝撃的な死について語っている。(※これ以降は第9話「紅天」のネタバレを含みますのでご注意ください)
一度は死を免れたかに思えたが…
本作では、“五大老”に任命された有力大名たちの間で覇権をかけた争いが勃発した1600年(慶長5年)の日本を舞台に、孤立無援の状態に追い詰められた関東領主の吉井虎永(真田広之)が政治の糸を巧みに操り、敵を追い詰めていく様が壮大なスペクタクルで描かれる。
第9話「紅天」では、虎永の命令を受けた戸田鞠子(アンナ・サワイ)が、大坂の石堂和成(平岳大)の屋敷で捕われの身となっている虎永の妻と息子を連れ戻そうとする。ところが、石堂が鞠子たち一行の出発を許さず、虎永の命令をまっとうできないと知った鞠子が自害を申し出る。最終的には、刀を胸に突きつけた鞠子が最期の瞬間を迎えようとした時に、石堂が城を離れる許可状を手に現れ、自害の儀式は中断となった。
鞠子は死を免れたかのように見えたが、虎永が降伏すると知って石堂側についた樫木藪重(浅野忠信)が忍びの者たちを城に入れ、鞠子たちは蔵に追い詰められる。忍びが蔵を爆発しようとしていると気づいた鞠子は、虎永の妻たちを救うために、なんと扉の前に身を投げ出して吹き飛ばされてしまう。
作品を通して死を切望してきた鞠子は本望を達したと言えるが、米Entertainment Weeklyのインタビューに応じたアンナ・サワイが、鞠子の死について分析している。「彼女はただ、すべてから解放されることを望んでいて、だからこそ死が唯一の方法だと考えていたのです。ですが、その目的をひとたび見つけてしまうと、自由を得たいというよりも、目的ある死を迎えたいと思うようになったのだと思います。虎永様のように生きて行動することで目的を達成することもあれば、目的を持った死をもって目標を達成することもあります。そして彼女は自分の死によって、自身と虎永様が望むすべてを手にできると理解していたのではないでしょうか」
アンナによると、鞠子が最期を迎えるシーンは、一週間ほど時間を空けて撮影されたのだという。その撮影を振り返り、「まったく違う日に同じシーン、同じ感情を演じなければならないのは少し奇妙な感じでしたが、終わりに近づくにつれて、“ああ、本当に起きているんだ”と実感しました」とも述べている。また、第8話「奈落の底」で虎永から「己の務めを果たす覚悟はできておるか?」と問われ、「できておりまする」と答えた鞠子の心境については、「彼女は全力を尽くそうと決心したのです」と分析した。
果たして鞠子の犠牲と死は、虎永の勝利という形で報われるのだろうか? 『SHOGUN 将軍』最終話となる第10話は、4月23日(火)にDisney+(ディズニープラス)で配信。(海外ドラマNAVI)
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Photo:『SHOGUN 将軍』© 2024 Disney and its related entities Courtesy of FX Networks