『ファウンデーション』ミュール役がリキャスト!後任は『ゲーム・オブ・スローンズ』あの人

Apple TV+のSFドラマ『ファウンデーション』シーズン2でミュールを演じたミカエル・パーシュブラント(『セックス・エデュケーション』)が降板し、『ゲーム・オブ・スローンズ』のユーロン・グレイジョイ役で知られるピルー・アスベックがリキャストされた。彼のほかにも7名の新キャストが発表されている。米Deadlineなど複数のメディアが報じた。

すべてをひっくり返すようなキャラクター

アイザック・アシモフによる同名SF小説シリーズをもとにした本作のシーズン2第2話で初登場したミュールはこれまで4話にしか登場していなかったが、シーズン3ではメインキャストに昇格するという。デンマーク出身のピルーは、中世を舞台にした米Showtimeのドラマ『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』シーズン3で本格的にハリウッドデビューを飾り、『ゴースト・イン・ザ・シェル』や『ベン・ハー』、DC映画『アクアマン/失われた王国』などの大作映画でも活躍している。

以前のインタビューで、共同クリエイターを務めるデヴィッド・S・ゴイヤーはミュールについて、「アシモフが生み出したミュールは、すべてをひっくり返すようなキャラクターでした。シーズン3で本格的に登場するドラマ版のミュールは、これからそれを行動に移すことになります。シーズン2のラストがクレイジーだったのと同じくらい、いやシーズン3はそれを超えるものになるでしょう。まだ視聴者は何も見ていないも同然ですよ」と、今後大きく展開が変わることをほのめかしていた。

ファンデーション

シーズン3への出演が決定したほかのキャストには、『24 -TWENTY FOUR-』のアリソン・テイラー大統領役で知られ、『ジェイコブを守るため』などにも出演しているチェリー・ジョーンズがファウンデーション大使のクエント役、『メディチ』『Bodies/ボディーズ』などに出演したノルウェー出身のシノヴェ・カールセンがベイタ役、『アメリカン・ホラー・ストーリー』のオーストラリア出身コディ・ファーンがトラン役で出演。小説でのベイタとトランは、ミュールを阻止するために第二ファウンデーションを探す新婚夫婦として描かれている。

さらに、『親愛なる白人様』のブランドン・P・ベルがミュールの忠実な家来であるハン・プリッチャー役、『X-MEN:アポカリプス』などに出演したアイスランド出身のトーマス・レマルキスが小説では逃亡者として登場したマグニフィコ・ギガンティカス役、オランダ生まれで映画『フォーエバー・リッチ』などに出演のユーサ・ウォン=ロイ=シンがミュールに仕えた元宮廷道化師のソン役、『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズのレオ・ビルがテルミナスの無能な市長インドバー役で出演。国際色豊かな顔ぶれとなっている。

また、今回発表された8人のキャストのほかには、『コーダ あいのうた』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァー、『GOTHAM/ゴッサム』でラーズ・アル・グールを演じたスーダン生まれのアレクサンダー・シディグも新たに加わることがすでに報じられている。

『ファウンデーション』シーズン3は、2025年にApple TV+にてリリース予定。シーズン1~2は独占配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline米TV Line