『ドクター・フー』『グッド・オーメンズ』など様々な人気ドラマに主演してきた英国俳優のデヴィッド・テナント。2月18日(日)にロンドンで開催される英国アカデミー賞(BAFTA賞)授賞式では司会を務める彼が、かつてハリウッドで味わった苦い経験を明かしている。
ロサンゼルスで大勢と会ったものの…
1949年に始まった英国アカデミー賞は今年で77回目。これまでは、『風と共に去りぬ』のヴィヴィアン・リーをはじめ、3代目ジェームズ・ボンドのロジャー・ムーア、監督・俳優のリチャード・アッテンボロー、デヴィッド・ニーヴン、スティーヴン・フライ、リチャード・E・グラントなどそうそうたる顔ぶれが授賞式の司会を務めてきた。
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— Radio Times (@RadioTimes) February 13, 2024
そんな歴史ある英国アカデミー賞の新たな司会として英Radio Times誌最新号の表紙を飾ったデヴィッドは、かつてテレビ界から映画界へ進出すべく、映画の都ハリウッドへ向かった時のことを回想。「ロサンゼルスではおかしな経験をしたよ。素晴らしい監督やプロデューサーに何人も会った。多分、俳優の多くが似たようなことを経験しているんじゃないかな。滞在していた数日間で20回くらいもミーティングを繰り返し、“僕はこれから世界最大のスターになるのかな”なんて思っていても、そうして会った人たちから誰一人として連絡が来ることはないんだ。一度もね」
2005年に国民的ドラマ『ドクター・フー』の10代目ドクターに起用され、その後も『ブロードチャーチ ~殺意の町~』『ステージド』『デス』『80日間世界一周』『リトビネンコ暗殺』といった自国を中心としたヨーロッパのドラマに数多く出演してきたデヴィッド。映画も同じような状況で、キャリア初期に出演したハリウッド作品といえば、バーティ・クラウチJrを演じた2005年の『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』くらいだった。
ロサンゼルスでの売り込みでは肩すかしを食らったようだが、自国で順調に実力と人気を伸ばし、近年はハリウッド作品への出演も増えている。2011年のホラーコメディ映画『フライトナイト/恐怖の夜』でメインキャストの一人を務め、2015年にはNetflixのマーベルドラマ『ジェシカ・ジョーンズ』でヴィランのキルグレイブ/ケビン・トンプソン役に。2019年からはAmazonのファンタジードラマ『グッド・オーメンズ』で主人公コンビの一人を演じており、2023年にはDisney+(ディズニープラス)で配信された『スター・ウォーズ:アソーカ』にヒュイヤン役でレギュラー出演。今後もDisney+の新作『Rivals(原題)』が待機している。
デヴィッドの今後の活躍に注目したい。(海外ドラマNAVI)
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Join us for the EE BAFTA Film Awards this Sunday 18 February at 7pm GMT on BBC One and iPlayer and on BritBox in North America. pic.twitter.com/AiOmbeQE9u
— BAFTA (@BAFTA) February 14, 2024
参考元:英Radio Times
Photo:デヴィッド・テナント(BAFTA公式Xより)