【配信ランキング】海外ドラマ・映画|マーベル新作『エコー』やディカプリオ主演のApple TV+注目映画が登場!

全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。

「オリジナル」「非オリジナル(放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングにおいて、該当する週でトップ10入りを果たした作品の中から、編集部がピックアップした注目作をご紹介。

配信ランキング(ニールセン調べ)

2024年1月8日(月)から1月14日(日)までの順位は以下の通り。

ドラマ(オリジナル)

  1. 『偽りの銃弾』(Netflix/計8話)...23億9900万分
  2. 『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』(Prime Video/計15話)...10億5800万分
  3. 『ブラザーズ・サン』(Netflix/計8話)...9億6000万分
  4. 『エコー』(Disney+/Hulu/計5話)...7億3100万分
  5. 『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(Disney+/計5話)...6億1800万分
  6. 『テッド ザ・シリーズ』(Peacock/計7話)...5億4200万分
  7. 『ザ・クラウン』(Netflix/計63話)...4億7700万分
  8. 『少年は世界をのみこむ』(Netflix/計7話)...3億8600万分
  9. 『ヒトは食べ物でできている:双子で“食”を検証』(Netflix/計4話)...3億1500万分
  10. 『マイライフ with ウォルターボーイズ』(Netflix/計10話)...3億700万分

ドラマ(非オリジナル)

  1. 『ブルーイ』(Disney+/計150話)...14億9500万分
  2. 『ヤング・シェルドン』(Max/Netflix/計133話)...10億5100万分
  3. 『グレイズ・アナトミー』(Netflix/計421話)...9億6300万分
  4. 『ラウダーミルクの人生やり直し手伝います』(Netflix/計30話)...8億4600万分
  5. 『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/Paramount+/計443話)...8億3500万分
  6. 『SUITS/スーツ』(Netflix/Peacock/計137話)...6億9300万分
  7. 『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』(Max/計281話)...6億8200万分
  8. 『クリミナル・マインド FBI行動分析課』(Hulu/Paramount+/計339話)...5億6000万分
  9. 『フレンズ』(Max/計243話)...5億4800万分
  10. 『ココメロン』(Netflix/計25話)...5億4100万分

映画

  1. 『Lift/リフト』(Netflix)...8億7200万分
  2. 『雪山の絆』(Netflix)...6億1800万分
  3. 『イコライザー THE FINAL』(Netflix)...4億8700万分
  4. 『クルードさんちのはじめての冒険』(Netflix)...4億5800万分
  5. 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(Netflix)...4億5600万分
  6. 『The Single Moms Club(原題)』(Netflix)...4億4700万分
  7. 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(Apple TV+)...3億400万分
  8. 『Role Play(原題)』(Prime Video)...2億8400万分
  9. 『マイ・エレメント』(Disney+)...2億8200万分
  10. 『バービー』(Max)...2億5000万分

※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

【オリジナル】『エコー』『テッド』ほか話題作が続々ランクイン

前週に引き続き、オリジナル部門1位はNetflix『偽りの銃弾』、2位はPrime Video『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』という結果となっている。

新たに登場したのは、1月10日(水)よりDisney+で全話一挙配信開始となったマーベルドラマ『エコー』(4位)。物語の主人公は、父親に大切に育てられ、裏社会の犯罪王・キングピンからも寵愛を受けながら育った、耳の聞こえない少女マヤ。成長したマヤは父親と同じくマフィアの一員になっていた。ある日、マヤは覆面姿の男に父が襲撃されるのを目撃。その男こそ、アベンジャーズメンバーのホークアイだった。しかし、戦いが終わる間際に、父親を殺すよう仕向けた黒幕がキングピンであるという衝撃の事実を知る。憤る彼女は“エコー”としてキングピンと対峙することに…。

6位の『テッド ザ・シリーズ』は、人気コメディ映画『テッド』の前日譚シリーズ。1月11日(木)より配信開始となった(日本ではU-NEXTにて独占配信中)。

魂を宿した口の悪いテディベアが世界を席巻した人気コメディ映画『テッド』。世界興行収入5億496万ドルを記録し、R指定映画における2012年の最高記録を樹立した。また、2015年には続編『テッド2』も公開に。そんな人気シリーズがドラマ版としてカムバックした『テッド ザ・シリーズ』では、映画の前日譚にあたる物語が描かれる。

ブームが過ぎ去った1993年を舞台にテッドがベネット家に戻り、16歳になった“雷兄弟”ジョン、ジョンの両親マットとスーザン、従姉のブレアと共に暮らしている。親友のジョンと一緒に高校に入学することを余儀なくされたテッドは、10代の山あり谷ありを経験する。

8位には、同じく1月11日(木)よりNetflixにて配信開始の『少年は世界をのみこむ』がランクイン。原作はオーストラリアの作家トレント・ダルトンの同名小説で、両親が離婚し、母親は薬物中毒で、養父は麻薬の売人という環境で育つ少年を主人公にした全7話のリミテッドシリーズとなっている。キャストには、サイモン・ベイカー(『メンタリスト』)、トラヴィス・フィメル(『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』)、フィービー・トンキン(『オリジナルズ』)、アンソニー・ラパリア(『フロリダマン』)などが名を連ねている。

【非オリジナル】トップはオーストラリア発人気アニメ

この週のトップは、Disney+で配信中のアニメシリーズ『ブルーイ』。前週から10話が追加され、視聴数を伸ばしたものと見られる。

『ブルーイ』に次ぐ2位で、ドラマ作品としてはトップとなったのが『ヤング・シェルドン』。シーズン7を以て終了することが決定している本作だが、そのファイナルシーズンには、あのキャラクターのカムバックが示唆されている。打ち切りは残念ではあるものの、この大人気ドラマが、どのような形でエンディングを迎えるのか、期待して待ちたい。

5位は、米CBSの大ヒット犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』。本国では2月12日(月)よりシーズン21の放送がスタートとなるが、新シーズンの2話目(2月19日放送予定)では、あのキャラクターの追悼エピソードが放送されるという。

【映画】Apple TV+の注目映画が登場

映画部門では、1月12日(金)配信開始のNetflix映画『Lift/リフト』が首位。描かれるのは、プロの泥棒率いる精鋭集団が挑む究極の強奪計画――それは上空12,000メートルを飛ぶ旅客機に積まれた木箱の中から、5億ドル相当の金塊を盗むことだった!『ジュマンジ』シリーズのムース・フィンバー(マイロ・ウォーカー)役などで活躍するケヴィン・ハートが主演を務めている。

前週4位だった『雪山の絆』は、この週2位に浮上。視聴時間も前週の5億9500万分から少し伸ばして6億1800万分となっている。本作は、『永遠のこどもたち』『インポッシブル』のJ・A・バヨナ監督が1972年に起きた有名な航空機墜落遭難事故を基に贈るスペイン発のNetflix映画。IMDBでは7.9/10、Filmarksでは3.9/5(※2月9日時点)と、まずまずの評価だ。

7位には、1月12日(金)よりApple TV+で配信開始の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が登場。6度目のタッグとなるマーティン・スコセッシ監督と主演のレオナルド・ディカプリオに加え、スコセッシ監督作品への出演は初、ディカプリオとは27年ぶりの共演となる、ロバート・デ・ニーロが脇を固めるという、映画ファン垂涎のトリプルタッグが初めて実現した。

デイヴィッド・グランの同名小説を原作とする本作は、真実の愛と残酷な裏切りが交錯するサスペンス。1920 年代のオクラホマ州、石油の発掘によって一夜にして世界でも有数の富を手にしたアメリカ先住民族・オセージ族。すぐにその財産に目をつけ、すでに町に入り込んでいた白人たちは、オセージ族を巧みに操り、脅し、奪える限りの財産を強奪し、やがて殺人に手を染めていく。実際に起きた残酷な連続殺人事件を、アーネスト・バークハートとオセージ族のモリー・カイルの夫婦の愛を通して描かれる。

(海外ドラマNAVI)

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