『ブレイキング・バッド』とそのスピンオフ『ベター・コール・ソウル』でソウル・グッドマン/ジミー・マッギルを演じたボブ・オデンカーク。アメリカのイリノイ州出身である彼は、英国王のチャールズ3世と遠い親戚であることが分かった。米E!Onlineが報じている。
アメリカのコメディアンは王と血縁になりがち?
米PBSで2012年より放送されている『Finding Your Roots(原題)』は、セレブリティのルーツを探る人気番組だ。1月30日(火)に放送された回でゲストとして登場したボブは、その予告で司会のヘンリー・ルイス・ゲイツ・Jrにこう言っていた。「僕はアメリカ人で、君主制主義者じゃない。君主制はちょっと歪な気がする。どうして社会が君主や指導者を中心に成り立ち、何世代にもわたって受け継がれてきたのかは理解している。それはどの社会、どの文明にも通じることだ。でも、我々アメリカ人は民主主義によってより良い場所にたどり着いたと思うし、これからもその道を進むべきだと思う」
だが皮肉な運命のいたずらで、ボブはその後、実はチャールズ王と遠縁の親戚であることを知る。ボブの祖先フリードリヒ・カール・シュタインホルツはドイツ北部を拠点とするプレーン公爵の息子で、婚姻関係を通じてヨーロッパのほかの王族ともつながりがあったのだ。チャールズ3世の亡き両親、フィリップ王配はギリシャやデンマーク、ノルウェー、ロシアにもルーツを持ち、エリザベス2世は英国王室の長い家系に生まれていた。
ボブは英国王との関係を新たに発見したことで、君主制に対する考えが変わるかと尋ねられ、「まあ多分、変わるだろう…なーんて。そんなことはないよ(笑)」と笑いながら答えている。
しかし、王族と血のつながりのあるコメディアンはボブだけではない。ボブが出演・監督を兼任した2007年のコメディ映画『最強家族計画』で一緒に仕事をしたビル・ヘイダー(『バリー』)は、同じく『Finding Your Roots』を通してイングランド王エドワード1世、さらに神聖ローマ皇帝カール大帝の血縁関係にあることが判明している。その事実を知ったビルは、こう語っていた。「(祖先は)ヨーロッパの征服者? それどころじゃないよ。僕自身は今朝、コーヒーメーカーすら思い通りにならなかったんだから」
『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』はNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米E!Online
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Photo:『バリー』©2021 Home Box Office, Inc.